ホーム » ブログ

アーカイブ

検索


フィード


管理

2017年11月22日

高円寺のおもしろさ

指導しているバングラデシュ出身の留学生(日本語話せない)が商店街のリサーチをしたいということで、どこの商店街を視察・勉強すればいいかなと悩んでいたのですが、青山先生&早坂都議にご紹介いただき、昨夜、高円寺の商店街に伺ってきました。

聞き取り調査前に1時間ほど、学生と「まちあるき」したのですが、僕が想像していた以上に面積が広く、また栄えていたので、かなり驚きました。

個人的に気になったのが、「若い人たち」がやっていそうな店舗・レストランがかなり存在したことです。

252464484_624.v1511322555

252464516_624.v1511322694

もちろん、6mの狭隘街路に昔ながらの肉屋さんや魚屋さんが立ち並んで賑わっている、いかにも商店街という感じの場所もありましたが、それ以外の少し人通りの少ない商店街でも、カフェやバー、はてまた何を売っているのかよくわからない怪しい店など、通りに面して「何か」店が開いている状態が続いていました。要は「寂れたシャッター街」が見つからなかったということです。

252464375_624.v1511322022

南口の駅から少し離れたルック商店街というところでは、昔ながらの電気屋さんと若者向けの古着屋さんが共存して栄えているという、興味深い風景を見つけることができました。パッと見た感じはただの商店街なんですが、商品構成やディスプレイをよく見ると、かなりオシャレなストリートに仕上がっています。

結局、高円寺の街を歩いてみた感想は、昔から店を営んできたオーナーが若者たちへ積極的に店舗を貸すことで、街が盛り上がってるんじゃないかな?ということです。店舗部分をわざわざ貸さなくてもアパート経営などで十分生活できるオーナーも多いんでしょうが、敢えて貸してるんじゃないか、あるいは貸すことを後押しているグループがいるんじゃないかなという気がします。だからこそシャッター街にならず、若者を呼び込めるおもしろい街になってるのかなと思います。新宿から近いですしね。

それにしても、自分はショッピングモール依存の郊外生活がデフォルトなので、高円寺のまちあるきは刺激的でした。

252464381_624.v1511322077


カテゴリ: Meiji University,Tokyo,Travel,Urban planning — Masa @ 4:30 PM