ボストン・ケンブリッジに関するコンテンツは2006年以降更新していません!
かなり古い情報となりますのでご注意ください。
Apartment Finding Checklist
マンション型アパートのチェックポイント
住んでみないと判らない点をいくつか挙げておきます。
これまでボストン界隈で3回ほどアパート探しを経験しましたが、いろいろと教訓を得られました。これからボストンへいらっしゃる方々のためにその教訓をしたためておこうと思います。
(1)要求項目を明確にしてプライオリティをつけておくこと
・何が必要なのか、すべての入居者の間で話し合って、箇条書きにしておく。
・どうしても必要な条件から順番に並べておく。
・住みたいコミュニティ(自治体・地区)を複数決めておく。
(2)家賃の上限は少し低めにしておくこと
・不動産屋は上限より少し高めの物件を紹介してくることが多いような気がします。不動産屋に相談する場合、最初は本当の上限よりも50-100ドル程度低めの家賃上限で相談してみて、紹介された物件に応じて適宜上げ下げするとよいでしょう。
・また「理想の物件」がどれくらいの家賃か聞いてみるとよいでしょう。
・契約期間は通常1年です。2年目以降の更新で(ほぼ確実に)家賃を上げてくる物件もありますので要注意。
・ボストンの家賃相場は供給過剰で軟化しつつありますが、条件のいい物件(きれいな部屋、交通の便がよいところなど)はまだ「えっ!?」と思えるほど高いです。逆に安い部屋は何か欠点があることが多いです((1)のリストと比較して妥協できるなら、家賃の安い部屋に住めます)。
(3)事前にWEBでできる限り調べておくこと
・apartment.comなどで大型物件はおおむね把握できます。
・最近では大型物件はそれぞれWebサイトを持っていることが多いです。
(4)できる限り現地に赴いてから決めること
・メールのやりとりだけで決めてしまう人も多いらしいですが、実際に行ってみないと周囲の治安・雰囲気・交通の便などはわかりません。どんなきれいな家でも周りの雰囲気が悪くては安心して出歩けないので注意してください。
(5)土地鑑のある人に聞け
・日本はどこに住んでもだいたい同じ暮らしができますが、ボストンは違います。場所によって住民のタイプ(学生・家族持ちetc.)や公共施設の充実度がぜんぜん違うので、現地の人のアドバイスを素直に聞きましょう。
(6)NO FEEアパートは不動産屋と取引せよ
・最近、大家のほうが不動産屋への手数料を払うケース、いわゆるNO FEEアパートメントがみられます。そのような物件に入りたい場合は不動産屋を通したほうが便利です。ただしNo Feeでない物件に比べて家賃が若干高いような気がします。
(7)午前中に物件をまわれ
・日本にいる人と相談しないと物件を決められないのであれば、午前中にできる限りまわっておくといいです。ボストン時間で正午は東京の深夜1時(夏時間)か2時、まだ相談できる時間帯。
(8)契約には時間の余裕をみること
・日本と違ってその日にすべてが終わるわけではないです。申込書を出して審査を経て、それから契約となります。意思決定から2日は余裕をみておくべし。
(9)必要な書類はすべて持っていくこと
・銀行の残高証明などいろいろと必要なものが多いです。米国に口座を持っていない人は、ドル建て換算でいくら保有しているかを示す英文の証明書があるとよいでしょう。契約期間の家賃に相当する額(例えば月家賃の12倍)の貯金があればたぶん審査が通ると思います。
(10)情報収集は綿密に
・いろんな人とメールで話をして家賃の相場、最近の傾向などを把握しておくこと。