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Weather in Boston
weather.com提供、ケンブリッジ市(MITがあるところ)の現在の天気です。 |
旅行や引っ越しでこれからボストンにいらっしゃる方は、どのような服を持っていけばいいのか、気になるところでしょう。私はよく「ボストンは京都みたいなところ」と言います。都市としての歴史が長く学問都市でもある、という点で似ているだけでなく、冬は寒くて、夏は蒸し暑いという点でも似ていると思います。国立気象庁(NOAA)の出しているデータをグラフにしてみました。
(Source: National Oceanic & Atmospheric Administration, National Weather
Service)
歴史的に見た「平均的な(normal)」気温でみると、夏の最高気温は30度を超えることなく、比較的涼しいように思われます。また冬でも最高気温は氷点下を切ることもなく、温暖な日本に慣れきった我々でも普通に過ごせるように思えてきます。しかし生活の実感としてはそのような甘いところではありません。ということで2003年のデータを重ねてみました。これで判るとおり、実際は毎日の変動がとても大きく、急に暑くなったり、寒くなったりします。特に春と秋は読めないので、旅行でいらっしゃるかたは、多めに服を持ってきたほうがよいでしょう。
降雨については、日本で普通に暮らしていた方なら少ないと感じると思いますが、全く降らないわけでもなく、たまに雨は降りますし、洪水も日本に比べれば貧弱な対策のために頻繁に起きます。降雪ですが毎日ではなくて、ときどきドカンと降るという感じです。日本との比較をグラフにしてみました。
(Source: National Oceanic & Atmospheric Administration, National Weather
Service/Japan Meteorological Agency)
やはり降雨量は日本のほうが格段に多いですね。しかしボストンでも東京の半分くらいは降っています。気温についてみると、初夏は東京並みに暑いのですが、冬は東京との差が大きく広がります。つまり、初夏は東京並みの暑さを覚悟しないといけないのに、冬は北海道のような寒さを乗り切らなければならないのです。こうして考えると、ボストンは気候だけを考えるとロクなところではありません。でも慣れてしまえば、何とも思わなくなるものです。カリフォルニアと違って天気が悪いぶん、それだけ(というか、仕方なく)勉強に打ち込むことができるのです。