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都市・地域計画〔政策研究Ⅱ-A〕

春学期(火) 20:30~22:00 310K教室

概要

  本講義では都市・地域計画に関する基礎知識の網羅的な体得を目指す。具体的には、日本の都市・地域計画関連諸制度、都市計画理論・都市史、現代の都市問題、ゲスト講師による都市計画実務に関する話題提供、最近のまちづくりのトレンドなどを扱う。

 各回の講義は、前半約1時間を担当教授による講義、後半約30分を、各受講者による都市・地域計画に関連する話題提供に基づくディスカッションを行う。また、択一式のテストを行い、基礎的な知識の定着を目指す。

スケジュール(予定)

1

概要

・講義の概要説明
・都市計画とは何か

2

都市計画の制度

・都市計画法および関連法
・区域区分、用途地域、容積率など

3

環境影響評価

・環境影響評価法とその手続き
・戦略的環境影響評価、制度発展の歴史など

4

国土・地域計画

・国土・地域計画の歴史
・日本列島改造論、全総、首都機能移転、リニアなど

5

地区レベルの計画

・土地区画整理、市街地再開発、地区計画、総合設計
などの制度

6

ゲスト講義1
(麦島先生)

・国土のグランドデザインと対流促進

7

ゲスト講義2
(麦島先生)

・都市行政、公共交通行政が抱える課題

8

交通計画

・都市交通の考え方
・街路設計の考え方

9

都市経済学

・都市を支える規模の経済
・地価と地代の理論、公共事業の波及効果など

10

都市の歴史

・世界の都市史
・日本の都市史

11

田園都市、
ニュータウン

・ハワードの田園都市構想
・英国および日本のニュータウン開発

12

近代都市

・コルビュジェの「輝く都市」
・ジェイコブスの「アメリカ大都市の死と生」

13

最近のまちづくり

・タクティカルアーバニズム、トランジション、アーバンデザインセンター、クリエイティブ階級

14

最近の都市問題

・高齢化、空き家問題、スポンジ化
・国際競争の激化とメガシティのリスク

15

都市デザインのプレゼン

・これまでの講義を踏まえ、現実の街区等を対象とした都市デザインを発表する


評価:

  • 基礎知識に関する簡単なテスト(選択式)3回 40%
  • 授業への参加度(話題提供等) 40%
  • 都市デザインのプレゼン 20%  (講義内容を踏まえ、特定の地区・都市における都市計画を提案する)