Cahors et St. Cirq Lapopie
2005年
今年はとりあえず「ワイン買出し」だけのためにカオールに行きました。よって迷うことなくChateau St. Didier Parnacに直行。途中、カオールのCarrefourに寄るも何故か特別休暇でお休み。本当はランチを購入するつもりだったのに・・・。Parnacに行く途中でアメリカ流に言えば「歩け歩け大会」の参加者らしき集団に出遭う。今回は10本購入。どうもChateau St. Didierの出来はあまりよくないようで、感心しない。とはいえ、相対的にここのChateauがつくっている他のワインが美味だったので、そちらを多めに購入。
カオールではL'Eclercも休み。簡単な昼飯がほしかったが、ミッテラン広場の向かいにあるサンドイッチ屋が唯一開いていたのでバゲッドにハムなどを挟んだのを3ユーロちょっとで購入。どこか景色のいいところで食べたいな・・・と思って東に向かいドライブを始めたが、急にトイレに行きたくなり、「必ずトイレがある観光地」ということで、またサン・サーク・ラポピーに行った。今度はトイレ事情優先だったので街に近いほうの駐車場に停めたが景色はやはり奥のほうがよかった、と後悔する。とりあえずトイレに行って、それから城跡?のベンチで、サルラで買ったサンドイッチを食べる。この村で休んでいる時だけ偶然晴天が訪れたのが幸いであった。メシを終えた瞬間にポツポツと雨が降り出した。前回はなんだかイヤな気分がしたが、再度訪れてみると、意外と綺麗な景色やなぁ、と感心した。いや、単にトイレでスッキリして、さらに屋外でメシを食ったせいかな。まぁ、村内の「いやげもの」空間を避けて、城跡で景色を見ながらノンビリと時間を過ごすのであれば、オススメの村と言っていいかもしれない。
2003年
カオールはワインの産地です。知名度は低いですが、特徴ある超高タンニンのワインが生産されています。ブドウの種類としてはマルベック種になります。AOCとしては全てCahorsですが、ロット川沿いの村々に農家が点在しており、シャトーそれぞれに特徴があって探訪は楽しいものです。
今回は2001年にも訪ねた2箇所、Chateau St. Didier ParnacとDomain de Lagrezetteを訪れました。前回は収穫期であまり相手にしてもらえませんでしたが、今回は蔵を見せてもらえました(どこでもそれ以上の見学は予約がないと無理らしい)。個人的にはSt. Didier Parnacが好きで、カオール特有のどっしりした味わいがあるのにキレがあります。あと樽の匂いがします。今回知ったのですが、Lagrezetteはカルチェ(Cartier)のオーナーALAIN DOMINIQUE PERRINが趣味でやっているらしく、フランス国内でも数本の指に入るいわば大吟醸をつくっているシャトーだそうです。蔵も断然綺麗でした。LE PIGEONNIERというワインが有名らしいのですが超高級なためdegustationさえさせてもらえませんでした。
また、ワイン農家訪問までに少し時間が空いたので、フランスで一番綺麗な村の一つだといわれるSt. Cirq Lapopieも訪れました。確かに壮観ではありますが、村の中は完全な観光化がされているので然程です。カオールからのドライブ中の景観はなかなかよかったです。細い道を時速100kmでカッ飛ばして行きます。
2005年
St-Didier Parnacの入口 |
今回は他のお客さんもたくさんいた |
ワイン畑にて |
カオールのミッテラン広場、ガンベッタの銅像 |
サン・サーク・ラポピーの城跡の上から渓谷を望む |
城跡から村を望む |
2003年
St. Didier Parnac。気前の良いお爺さんが応対してくれた。樽は(記憶が正しければ)4年で取り替えるらしい。2000年と2001年をdegustationしたが、2000年のほうがよかった。齢のせいか年のせいかは不明。 |
Lagrezette。商売上手なおじさんに相手してもらった。米国に持ち帰る関係上数本しか買えないと言ったら(規制のことを)怒っていた。2級Chevaliers Lagrezetteの1998年と、Chateau Lagrezetteの1996年ものを購入。2級のほうは飲んじゃったが、開けてすぐは上品な飲みやすいワインだった。ケチケチ飲んでいたら保存が悪かったのかだんだん味が落ちた。 |
St. Cirq-Lapopie。村を通過してさらに奥のほうにある駐車場からの眺めがよい。それ以外の感慨はない。 |
観光情報
ワイナリー巡りは自動車がないとかなり難しいと思います。レンタカーで行きましょう。
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