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Lourde et Chambre d'Hotes

ルールドは、昔ある若い女性が水を汲みに泉に来たらマリア様が現れたということで、その泉の水を飲んだり患部にあてたりすれば病気が治るという信仰が発達した町である。右下の写真のように崖の下に割れ目がありそこに泉がわいている。このちょうど真上の地点に巨大な教会が建てられている。教会を取り囲む町は正直「熱海」と同じ雰囲気で観光地然としているが、小川をはさんで教会の反対側には病院が立ち並び尼僧が行き交い、また泉のところでは熱心に水を汲みまた祈る人々が見受けられる神聖な地である。

Chambre d'Hotesは英語に訳すとBed and Breakfastで、いわゆる民宿である。今回泊まったところはインターネットで見つけたが、かなりよかった。部屋は民宿なのでホテルで言うと一つ星か二つ星といった程度の施設しかないが、夕ご飯(repas)はおかみさんがお腹いっぱいになるまで出してくれるし、「バイヨンヌハムの工場の見たいな・・・」と言っていたら次の日近所の工場とかけあってくれて見学させてもらえた。こういう体験ができるのが民宿の魅力である。

ルールドの泉は多くの観光客を集める。よって街自体は観光地化されていて全く魅力がない。宿泊しないほうがよいだろう。

民宿のおじさんおばさんには大変よくしてもらった。周りに何もないド田舎で都会の喧騒を忘れるにはもってこい。あまり天気はよくなかったが、屋外のテラスで他の宿泊客とアペリティフをたしなみ、その後室内でたらふく夕ご飯を頂戴した。肉の煮込みなどバスク料理が中心だった。

バイヨンヌハム(Jambon Bayonne)の工場。まず塩をまぶし、冷蔵庫でしばらく保管し、そして築数百年は経っているだろう保管庫でまたしばらく保存する。こうして生ハムが熟成される。


観光情報

Gites de France
フランスの民宿を管理している団体。Webサイトは巨大なデータベースで、フランス国内の民宿を条件から検索できる(県単位で管理されているので県によっては情報不足かもしれない)。各民宿は麦穂(epi)の数で格付けされている。ただしホテルの星と同じで、施設の有無で点数がついているようで、オーナーのホスピタリティは無関係みたい。民宿の満足度などオーナー次第でどうにでもなるので、麦穂が多くてもハズレもあるだろう。夕食が出るのはTable d'Hotesといって、夕食代を別途取られる(外食に比べれば格安)。今回泊まったところは私のhidden jewelにしときたいので秘密。バイヨンヌからあまり遠くない場所、とだけ言っておこう。
(最近では各民宿がウェブサイトを持っていることが多い。Gites de Franceのウェブサイトからもリンクされていることが多いので、狙いを定めたら各民宿のサイトをチェックするとよいだろう。Gites de Franceのサイトにリンクがなくてもgoogleで検索すると出てきたりする。)