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都市計画系大学院留学について


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都市計画系大学院留学について

1998年頃に書いたコンテンツです。
かなり古い情報なのでご注意ください。

その1:志望校選び・情報収集


1.志望校選び・情報収集

1-1: 情報源

MITでも他のアメリカの大学院でも、だいたい出願のシステムは同じです。このページを見ているということはWWWを閲覧することができるということでしょう。Yahoo!などを使って、希望先のプログラムを調査しましょう。これがもっとも手っ取り早い手段です!

また、洋書屋に行けば大学ランキングの本がたぶん売ってますから、分野で評価の高い学校から考えてゆけばいいでしょう。ちなみにU.S. News & World Report Inc.Best Graduate School Guideはウェブ上にあります。

あとは、過去に留学した、あるいは現在留学している知り合いに連絡を取ると視野が非常に広がります。私の場合は、大学の先輩などにずいぶんと情報・ご指導などをいただき助かりました。おかげで現在、自分の望んでいた授業を受け、研究活動を行うことができています。知り合いが全くいない場合、志望学科に在籍している人に電子メールを送るのもプログラムの様子を探る上では悪くはないと思います。ただ、経験上ですが、知り合いから紹介された方などからの情報のほうが、数段有益でした。

ジャーナル等をご覧になれる方は、自分の興味がある記事を探して、その筆者がどこの大学に所属しているか調べる、という手もあります。あまりいい手ではないかな。

1-2: メジャーな学校

ちなみに、計画系では以下の学校がメジャーです。

ただし、都市計画といっても、専門分野によってはPolitical ScienceCivil Engineering系の学科のほうがいいプログラムを用意している場合がありますので、一概に上に示した学科がメジャーだというわけではありません。

都市政策の分野ではハーバード大Kennedy School of Governmentも素晴らしい学校だと思います。また、MITでは交通計画は基本的にDepartment of Civil Engineeringで扱われています。

学位が必要でなければ、学位のもらえない短期プログラムも考慮しましょう。MITで都市計画に関係するところといえば、SPURSTPPなどがあります。

1-3: ある特定の先生に習いたい

まずその先生に勉強したいことを本当に学べるのかどうかなどについて、電子メールあるいは手紙で連絡をとるべきです。何度連絡しても返事がこない場合、連絡先が正しいかどうか、サバティカル休暇中ではないかどうか、所属していると思われる学科の主任に連絡をとればいいでしょう。

サバティカル休暇については特に注意が必要です。こちらの大学では概して、数年に一度、教授がサバティカル休暇といって、一年ほど学校から離れて研究を行う期間があり、それに当たると全く指導・授業を受けられない可能性があります。

1-4: 日米教育委員会

日米教育委員会というのが赤坂見附の山王グランドビル(東急ホテルの隣、駅のそば)にあり、そこにカタログなどがおいてあります(ただしかなり昔の話)。カタログはインターネットが普及した以上はもはやあまり意味がないかもしれませんが、留学の手引き、試験の願書、奨学金関係の資料などが多々あるので、もし時間があれば行ってみてはどうでしょうか。以前は、必ず訪れたほうがよかったのですが、もはやインターネットで何でも情報が得られますから、敢えて紙のカタログを見に行く必要も無いでしょう。

ここにいきなり電話して初歩的な質問をするのはやめましょう。受け付けの方が気分悪そうに電話の応対をしているのをしばしば見てきましたから・・・。とにかくまず足を運びましょう。地方の方は、電話して各地方にある類似のセンターの場所を聞くといいのではないでしょうか。