ホーム » 研究 » ICTと合意形成

科学技術イノベーション政策

ICTと合意形成


SecondLifeにおける実験的まちづくりの住民会合(町内会)のもよう

合意形成に関連する研究では、ICTをコミュニケーションの「手段」と位置づけられることが多く、電子会議室による熟議などが最近、注目されています。そこで、私は少し視点を変えて、ICTを合意形成の「対象」ととらえた研究をしています。具体的には、

 (1) 3D仮想空間における土地利用の合意形成、と

 (2) ICTインフラの設計・実装における合意形成

の2点に特に関心があり、調査・研究やNPOでのワークショップなどを行っています。

また、「手段」としてのICTとしては、Exif情報つきの画像を活用した問題探索のプラットフォーム形成も「うみあるき」というフレームワークですすめています。

これらのほか、Asian Politics and Policy誌のElectronic Media ReviewセクションのAssociate Editorとして、日本の電子メディアと政治・政策の関係について、ときどき自ら書いています。

関連業績

  • 松浦正浩「3Dインターネットにおける都市整備の課題と現実世界への示唆」土木情報利用技術論文集, 18, pp. 75-84, 2009.10.

  • Masahiro Matsuura. "Google Moderator, a New Tool for Public Deliberation." Asian Politics & Policy, 2(1), pp. 127-128, 2010.

  • Masahiro Matsuura. "The First 'Blog Mayor' Re-election in Japan." Asian Politics & Policy, 1(4), pp. 794-795, 2009.

  • Masahiro Matsuura. "The Place for Politics in the Abundance of Japanese Blog." Asian Politics & Policy, 1(3), pp. 543-544, 2009.

  • Masahiro Matsuura. "Personal Web Sites of Key Japanese Political Players: A Surprising Lack of Frequent Updating and Interaction." Asian Politics & Policy, 1(2), pp. 338-340, 2009.

関連プロジェクト