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科学技術イノベーション政策

交渉学

交渉学そのものの内容については拙著「実践!交渉学」(ちくま新書刊)や、「交渉学と合意形成」のページをご覧ください。

研究としては、交渉や交渉教育と、それが置かれた文脈(context)の関係を調べています。交渉の主人公は人間です。そしてわれわれ人間は何らかの社会に所属して生活しています。その結果、交渉も社会のさまざまなルール、規範、制約など(※これらをまとめて文脈といいます)に適合しなければなりません。文脈は、国や地域、業界、年齢層によって異なりますから、文脈が違えば交渉のありさまも違うはずでしょう。交渉学は概して、このような文脈の違いを乗り越えて、共通の理論を見出そうとしてきましたが、共通の理論が異なる文脈に適用されるとどのような課題が出てくるのか、というところに私は興味があります。交渉学の教育(pedagogy)についても同様に、文脈がどう影響するのかを調べています。 (→この関心は「政策形成プロセスの国際移転」に関する研究とも密接に関連しています)

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