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都市計画系大学院留学について


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都市計画系大学院留学について

1998年ごろに書いたコンテンツなので、かなり古いのですがとりあえず残してあります。少しアップデートしてありますが基本的に「古いものだ」と思って参考にしてみてください。

もくじ

 


Introduction:ご覧になる前に

これまで時々留学に関しての質問があったので、返信の手間を省くためここに書いておきます。

私は1996年に、Massachusetts Institute of Technology, School of Architecture and Planning, Department of Urban Studies and PlanningMaster of City Planning課程に入学しました。1998年6月に修了しました。MITのほかにも、University of PennsylvaniaUniversity of Pittsburghにおける修士課程も出願し、両校とも入学許可をいただきました。また、2002年にMITのPh.D.課程に戻りました。ちなみに理工学系だと修士〜博士は連続した一貫教育のようですが、都市計画の分野では分離しています。

米国においては都市計画関係の学科は翳りが見えつつありますが、それでもなんとか生き残っています。そもそも、Planningというものがかなり学際的な学問で、日本だと現在ならもてはやされそうなものですが、こちらでは学際化が行き過ぎたのか、逆に学科内で教授ごと、グループごとに研究内容が先鋭化・特化したこために、みんなで集まってPlanningという学科を維持する必然性がなくなってきた、というのが一つの要因ではないでしょうか。デザイン関係の研究者と政策関係の研究者の間にシナジーが生まれなくなっているとでも言いましょうか。ただ、留学生にとっては、幅広い研究分野を学びやすい環境にあるため、いまだに魅力的といえるでしょう。留学する以上は、ある分野の最先端研究を行うとともに、滞在国における関連分野全般についても知ることをまわりから期待されるわけですから。

Planningですと、途上国援助とか都市政策とかの分野については、分析的研究を堅実に行っている点で、米国はかなり進んでいるように見えます。私の行っている理論的合意形成政策の研究は、日本のPlanning関係の学校ではあまり学べないというのが正直なところです。ただ、日本で学べることをわざわざこちらに来て学ぶのはお薦めしません。現実に、海外経験というのは個人レベルでは有益でしょうが、就職に関してはもはや無意味になりつつあります。それだけ海外で勉強される日本人の方が増えた、ということでしょう。こちらで、都市計画の、ある専門分野において、日本にいる殆どの人が知らないこと、についてはっきりと説明できて初めて意味があるのではないでしょうか(自戒)。


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