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2025年7月4日

IST2025:リスボンからの帰路

ポルトガルからの帰路、旅程を比較していたら圧倒的にイベリア航空のスペイン経由が速い!ということでイベリア航空にロックオン。

しかし…当初予定の1時間ちょいのマドリッドでの乗り継ぎについてネットで調べれば調べるほど、ヤバさしか感じませんでした。

ということでリスボン発のフライトを1本前に変更。これで安心…のはずが(-_-;)

フライトが6時35分発ということで、ホテル前を4時半発でUber(すこしお高いけど安心なblackって種類)を予約。「5時出発でもいいかな」と思ったけど、ハノイで空港までのGrabを予約しておいたものの、クルマが全く来ずにパニクったことを思い出して少し早めに。で、3時半には起床して諸々準備万全で4時20分に宿のドアを開けたら、Uberのウ■ルソンという輩の白いベンツがちょうど到着。

早く到着なんて素晴らしい!とウキウキ気分でベンツの固いサスペンションの乗り心地に揺られて空港へ。

4時台ですがリスボン空港はけっこうな人だかり。幸いOneWorldのSapphireが効いてチェックインは容易でしたがラウンジは6時まで開かないということでトホホ。

で、空港のセキュリティチェックの行列中になんとなくUberのアプリを見てみたら、なぜか、自分は降車せずに乗車し続けているというクルマが空港からどんどん離れていっている、という画面表示に。なんだろ?と思いつつ、ま、大丈夫やろ、とりあえず放置。それが後で仇に。

LIS→MADはレトロなA321。Exit rowでしたが、窓枠を外に投げ捨てる最近の非常口ではなくて、上に跳ね上げるゴツい扉のため、扉の周辺が妙にスペースの空いている座席配置のやつ。おかげで足下は異常に広かったです。

で、時刻表と違って短時間のフライト。すぐにマドリッド到着。

で、マドリッドについてみたら、Uberから32ユーロを請求というメール。

ふぁぁぁっ!?

予約時の見積は18ユーロくらいやったやんけ。往路に空港からタクシーで来たときだって15ユーロやったやんけ。

よく見てみると23km乗車という請求書。リスボン空港は市内から10kmも離れてないはずやん。どうやらウ■ルソンはボッタクリ野郎で、早朝帰国の観光客を空港で降ろしてそのまま乗り続けている記録をつけて、知らん顔して請求してる糞野郎だった模様。Uberのアプリでありったけの文句をつけて運営会社へ返金しろ!と要求(※翌日に返金されました)。

で、マドリッド空港のラウンジは広々していて好き勝手使えたので、出張中に諸々溜まったタスクを3時間ほどで処理。

MAD→NRTは満席ではなく、たぶん自席の隣はシートブロックがかかって空席にしておいてくれてたと思われるのに、近くにいた日本人の高齢者ツアー客が「空席あるんだから仲間の隣にしろ」と騒いで座席変更を要求し、自分のまわりで座席があっちゃこっちゃと入れ替わりになり、その余波でスペイン人の若いカップルが僕の隣席へ。まぁカップルで2人でイチャイチャくっついていたのでこっちへ領席侵犯してくることはなかったので(しかも本人たちが言い出して移動したわけではないし)大して迷惑ではなかったですが、隣が埋まっていると空いているでは、エコノミー席の快適性はずいぶん違いますわな。トホホ。

で、そもそも、新型機材(A359)なので快適かとおもいきや、シートピッチはLCCレベルの狭さ。調べてみたら、JALの同じ機材と比べて明らかに列数が多いですわ。ミールサービス中にテーブル出したらもう緊縛プレイですよ。全く動けん。正直、自分は今後、イベリア航空は全力で回避です。諸々含めてアエロフロートかよ、って感じ。

実はチェックイン時にExit Rowが空いていたので、迷ったんですが、あのときに素直にExit Rowを選んでいたら印象はずいぶん違ったかも、ではあります。

ということで、アンガーマネジメントを兼ねてマインドフル瞑想して寝るしかなく、ミールサービス後はずっと寝てました。時差ボケ調整としては成功かも。ただしけっこう無理な姿勢で寝たので、帰国後、ボラギノールのお世話になっております…。

で、着陸は予定より40分早着。この点だけに限っていえば、イベリア航空はエラい!預け荷物もなかったので諸々速攻突破して、予定より早めのスカイライナーで帰宅。


カテゴリ: Lisbon,Travel — Masa @ 8:00 AM

 

2025年7月3日

ちょっとだけリスボン観光

せっかくポルトガルまで来たので空き時間にちょっとだけ観光させてもらいました。

リスボンの中心市街地からちょいと離れたべレムというところへ行ってきました。

ジェロニモ修道院というところが有名らしいので行ってみたら・・・

大行列!オーバーツーリズム真っ盛り。なんと入場まで2時間待ちだったようです。ということで華麗にスルー。

ということで隣にあった海事博物館に寄ってみました。大西洋に面した海洋国家として14世紀ごろから一気に発展した経緯がなんとなく理解できました。長崎に入港した時の地図も掲示されていました。

その後、けっこう歩いてベレムの塔へ行ってみると・・・

なんと改修中 Orz…

でも大西洋を見渡すことができて、潮の香りも感じることができて、ちょっとした気分転換にはなりました。

釣り人としては、やはり海を見るとテンションあがりますね。


カテゴリ: Europe,Lisbon,Travel — Masa @ 8:00 AM

 

2025年7月2日

米国市場に依存しない「日本経済」を想像できるかどうか

なんか雲行きが怪しくなってきましたが、まぁいつものことといえば、いつものこと。

こうやってBATNAの脅しをかけて譲歩を迫るのは、交渉のやりかたとしては基本なので、問題はその脅しにどのくらいリアリティがあるか、ってことですな。今回ちょっと嫌なのは、30%という、なんか微妙な数字が出てきていることか。実行しようと思えばできなくもないんだろうな、という感じ。あと、参院選前を狙ってカードを切ってきたのがミエミエなあたりは、セコいというか、ダサいというか、スマートではないというか。

でも一番の問題は、日本側のBATNAがどこにあるかっていうことで、安保の話を含めると非常に厄介なので、とりあえず経済だけに絞って考えてみたときに、自動車にせよ何にせよ、「日本企業に米国以外の市場がどれだけあるのか?」「米国市場を失ったとしてどれくらいのダメージがあるのか?」っていうことを冷静に考えてみる必要があることでしょう。

もし米国市場に大きく依存しているのであれば、それはこれまでの日本企業や政府の政策の見通しが甘かった、と言わざるを得ませんし、さらに安保でキンタマを握られている(いつでも握り潰される状況にある)いるわけですから、もう言いなりになるしかない、というのが交渉分析の結論となってしまいます。絶対に解けないムリゲーですね。このムリゲーを強制的にプレーさせられている赤沢担当大臣が可哀そうに見えてきます。

そうなると、自動的に数年は厳しい状況を甘受せざるを得ないでしょう。逆に、日本が「蜂の一刺し(※若い人にはわからないか・・・)」となるような一手を持っているかどうか・・・。

いずれにせよ、企業にせよ個人にせよ国にせよ、こういう状況で必要なのは、耐え忍んで市場の多様化を進めることで、ある特定の顧客・市場・業態に依存することのリスクをよくよく考えておくべきでしょう。「選択と集中」の真逆ですね。多様化は短期的には「無駄」なコストを発生させますが、交渉分析として考えると、BATNAを強化することになりますし、実際に縁を切るようなことになったとしても、ダメージは小さくなります。

まぁ「人生、自己防衛」だと考えると、日米関係なんて考えている暇があったら、自分自身の仕事や生き方について、同様に「多様化」が図れているかどうかを、もう少し真剣に反省してみたほうがよいかもしれないな・・・とトランプのやり方を見て思った次第。


カテゴリ: American politics,Negotiation — Masa @ 8:09 AM