ホーム » ブログ

アーカイブ

検索


フィード


管理

2024年12月12日

「質的研究」はAIで消滅するのか?

昨日、留学生向けのResearch Methodの講義で、Qualitative ResearchのなかのCoding作業について授業をしていたのですが、学生からの質問で「それってAIでやったらどうなるんすか?」というのが出てきました。

授業では演習で、3ページのインタビュー書き起こしのプリントアウトを渡して、学生に手作業でコーディングと整理をやってもらっていたのですが、「じゃぁこの書き起こしをChatGPTに突っ込んだらどうなるか、やってみよう!」ということで、学生の前で、やってみることにしました。

で・・・やってみたところ・・・

すげぇ・・・

学生たちがコーディングして、僕が先導するディスカッションで、複数名の結果をまとめてある程度の仮説を構築していたわけですが、それ以上の結果(僕らが見落としていた観点、論点)をChatGPTの野郎は叩き出してきたわけです。しかもAIらしいテキトーな論点ではなく、確かにインタビューの書き起こしの行間をよく読めば、出てきてもおかしくない論点ばかり。

これには唖然。これから授業でいったい何を教えればいいんだろう!?!?・・・としばらくポカーンとしてしまいました。

以前のAIではこんなことできなかったと思うので、毎年毎年、すごい勢いで進化してんでしょうね。

来年のいまごろには、Codingどころか、インタビューの音声を突っ込めば内部で書き起こしして解釈して、質的分析の結果をいきなり表示できるAIが出てきてもおかしくないですね。

そう考えると、質的研究とはいったい何なのか(そしてその教育に何の意味があるのか)、視野を広げて内省しないとほんと、やばい時期が来てますな。


カテゴリ: Computers,Meiji University,Research — Masa @ 11:43 AM

 

2024年10月11日

英語コース合宿

先週末はガバナンス研究科英語コースの合宿。自分は2学年で50名超の学生を引率する責任者でして、なかなか大変でございました。

行き先は明治大学の清里セミナーハウス。学生は駿河台から貸切バスなので行方不明者が出る心配はまずないのですが、自分は自家用車移動で、点呼が終わったらセミナーハウスに先回りして会場の準備、などいろいろ大変でした。

とはいえ、学生たちの交流・人間関係構築がかなり進んだようで、大変だけど、やっておいてよかったな、という感じです。


カテゴリ: Meiji University — Masa @ 3:47 PM

 

2024年9月20日

ガバナンス研究科の英語コースのオリエンテーション

今週から明治大学専門職大学院ガバナンス研究科の新学期が始まりまして、なかなか大変でございます。

水曜日が英語コースのオリエンテーション。

英語コースとは何かと申しますと、わが研究科では「英語だけで(日本語全くできなくても)修了できる」コースを設置していまして、授業から事務手続きまですべて英語で提供しています。2学年合わせて50人強在籍していて、30科目くらい提供しているので、それなりの規模となります。9月入学&修了のみを受け入れている(4月は受け入れなし)ので、いまが一番大変。

で、自分はこの英語コースの責任者を長年担当しておりまして、特にこの時期、やることが多いです(-_-;)。

オリエンテーションの一環で、説明会だったり、修了生のポスターセッションをしたり・・・そして英語能力のテスト。TOEFL/IELTSのスコアは確認してはいるのですが、実際に文書を書く能力はけっこう、差があるので、研究科として独自のテストをやって、2クラスに振り分けたうえで、英語での執筆能力向上の指導を行っています。

そして来週からは授業スタート。今学期は例年以上に担当科目数が多い(というか多すぎる)ので、恐れおののいております。


カテゴリ: Meiji University — Masa @ 10:36 AM