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2025年7月11日

Titan Pocketの修繕(キーボードとフロントカメラ交換)

自分は変態スマホ、Titan Pocketを愛用しています。

こいつはジェネリックBlackberryとでもいいましょうか、物理QWERTYキーボードがついているスマホです。以前は物理キーボードつきのスマホってけっこう多かったのですが、世界的に絶滅危惧種で、現在では実質、Unihertzというメーカーしかつくっていません。しかも新機種発売時はKickstarterでまず資本を集めるという状況。もちろん世界には、わたくしのように物理キーボードスマホでなければ生きていけない人々がたくさんいるので、新機種が出ればそれなりに売れるようです。

いくつか機種があるのですが、最近、Titan 2という新機種が発表になりました。しかしこれがまた、デカいのですよね。さすがにポケットに入らないと持ち歩くときに困るので、今回は見送りとしました。

ということで、サイズがいちばん小さいTitan Pocketがやはり使い勝手よいです。ただし画面が小さくて目を凝らさないと字が読めないので、老眼がどんどん進行してしまった気がします・・・考えようによっては健康に害があるかも・・・。

買い換えないことにしたのですが、現在使っているTitan Pocketが老朽化してきたので、リフレッシュ工事を行うことにしました。

いちばんくたびれてきたのが物理キーボードで、反応が鈍かったり、逆に連射しやがるキーがあったり、表面の塗装も剥げてきてるし。当然、物理キーボードを酷使するためにTitanを使っているので、経年劣化は仕方がないことでしょう。

またなぜかフロントカメラが動作しなくなったので、これも交換することに。

部品の手配ですが、Unihertzのすごいところは、自社の通販サイトで部品を直販しています。非常に簡単に手に入ります。しかも安い!注文から2週間くらいで中華人民共和国から送られてきます。今回は武漢郊外のちいさな街から送られてきました。

さらにすごいところは、分解修理方法を自社のYoutubeで詳しく教えてくれているところ。ある程度DIYができる人であれば余裕で交換できます。唯一厄介なのが、裏蓋がネジどめ(いまどきのスマホで「ネジ」というのもシブいでしょ)で、こいつがトルクスネジのT5サイズのため、特殊なねじ回しが必要です。内部は普通のプラスネジなんですけどね・・・。

キーボード交換が面倒なのはマザーボードまで全部はずさなければならないこと。動画の指示にしたがって外していきます。

で、送られてきたキーボードアセンブリーを装着して、あとは元に戻していくだけ。今回はついでにフロントカメラも交換。

元に戻して起動してみると・・・あれれ?Wifiとかデータ通信とかがエラー起こしてる。接続がうまくいかん・・・。

3分くらい悩んだのですが、なんとなく時計を見てみると、いま午前9時過ぎなのに、午後3時過ぎになっているではないか・・・ということで時計の時間設定をなおして、再起動したら・・・通信系も復活しました。電池も外したから日時が狂っちゃって、その結果通信がうまくできなくなったんでしょうね。

ということで快適なスマホが復活!

キーボードも押した通りに動作するし、フロントカメラも動く。

これからもしばらくの間、Titan Pocketにお世話になります。

 

 

 


カテゴリ: Computers,DIY — Masa @ 9:45 AM

 

2025年5月10日

イオンのWifi

自宅の書斎で仕事をしようとしても、どうも集中できない自分。

ということで時々、浦和美園のイオンに出向いて、喫茶店で仕事します。

が、スタバなら独自の無料Wifiがあるからよいのですが、他の喫茶店だと、Wifiを提供してない店もあるわけです。

イオンの無料Wifi使えばええやん、ということになるわけですが、どうも不調なことが多いのです。

というか、接続しても、ゲートウェイの認証のためのブラウザが自動で立ち上がらず(認証のページに転送されず)、つながらない。ということで以前はあきらめてテザリングしてたのですが、最近、解決の方法を見つけました。

本体の設定でWifiの設定を見て、ゲートウェイのIPアドレスを見つけます。

で、このIPアドレスをブラウザに叩き込めば、認証ページが開いて、適宜、OKのような選択をしていけば、つながります。

ルーター側の設定の問題かなという気がしますが、当面はこれで解決。


カテゴリ: Computers,Saitama — Masa @ 12:04 PM

 

2024年12月12日

「質的研究」はAIで消滅するのか?

昨日、留学生向けのResearch Methodの講義で、Qualitative ResearchのなかのCoding作業について授業をしていたのですが、学生からの質問で「それってAIでやったらどうなるんすか?」というのが出てきました。

授業では演習で、3ページのインタビュー書き起こしのプリントアウトを渡して、学生に手作業でコーディングと整理をやってもらっていたのですが、「じゃぁこの書き起こしをChatGPTに突っ込んだらどうなるか、やってみよう!」ということで、学生の前で、やってみることにしました。

で・・・やってみたところ・・・

すげぇ・・・

学生たちがコーディングして、僕が先導するディスカッションで、複数名の結果をまとめてある程度の仮説を構築していたわけですが、それ以上の結果(僕らが見落としていた観点、論点)をChatGPTの野郎は叩き出してきたわけです。しかもAIらしいテキトーな論点ではなく、確かにインタビューの書き起こしの行間をよく読めば、出てきてもおかしくない論点ばかり。

これには唖然。これから授業でいったい何を教えればいいんだろう!?!?・・・としばらくポカーンとしてしまいました。

以前のAIではこんなことできなかったと思うので、毎年毎年、すごい勢いで進化してんでしょうね。

来年のいまごろには、Codingどころか、インタビューの音声を突っ込めば内部で書き起こしして解釈して、質的分析の結果をいきなり表示できるAIが出てきてもおかしくないですね。

そう考えると、質的研究とはいったい何なのか(そしてその教育に何の意味があるのか)、視野を広げて内省しないとほんと、やばい時期が来てますな。


カテゴリ: Computers,Meiji University,Research — Masa @ 11:43 AM