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2014年1月28日

アヴァンシアのCDチェンジャー修理

わが家のHonda Avancierはすでに10年超の老体ながらも快調に走っておりますが、さすがにそれなりの不具合は出てくるものです。

いちばんの不都合な真実といえば、アヴァンシアの謎のひとつのオーディオシステム。なんとDIN規格のパネルになっておらず、簡単にはつけかえられません。ウッド調パネルの裏側ではDIN1サイズの枠に収まってはいるものの、カセットデッキ(死語)のフロント側とパネルが不思議な形に彫刻されていて、普通の長方形なオーディオ装置が収まらないのです。

普通のクルマなら1万円以下のUSBメモリ挿入できるデッキにでもつけかえるわけですが、そうは問屋が卸さないのがアヴァンシア。

世間ではいろいろ工夫して通常のオーディオをつけている人もいるようです。しかし自分の個体はpremium sound仕様といって、通常のオーディオがつけられないタイプの模様。なんか特殊なアンプがスピーカーとの間に入っているようで、通常のオーディオに直接接続するだけじゃ音がでないみたい。ということでパネルまわりのプラスチック部品の抵触を手工芸で処理するだけではダメで、電気まわりもかなりイジらないと音が出ないみたいなんですわ。

で、自分はといえば、あきらめて、FMエミッターを使っているのですが、高速道路では、近所のクルマが同じ周波数帯を使ってるのか、干渉して聞こえなくなる(というか別の曲がいきなり流れだす)ことも頻繁で、超イライラさせられます。カセットデッキに突っ込んで音声入力させる道具もあるんですが、これまでの経験では、すぐに壊れちゃいますしね。

で、自分の個体にはCDチェンジャーが装着されているはずなんですが、ずっと死んでしまっていて、最近までその存在を忘れてしまっていたほどです。以前は、ときどき調子が悪いな、という程度だったのが、ある時期から全く動作しなくなってしまいました。で、現状では、Ejectボタンを押すと、フイーンって音が微かにした後、"Err"とインパネの画面に表示されるのみ。マガジンは出てこない・・・。もちろん演奏はできない・・・。

ということで本格的に修理を試みました。ネット上でアバンシアのCDチェンジャー設置マニュアルを発見したので、それを参考に、CDチェンジャーをはずしてみました。

内装パネルの部品を割ってしまうなど若干悲しい事態に至ったものの、なんとかチェンジャーは外せました。

で、チェンジャー本体をバラしてみたものの、CD1枚がジャケットから出て、演奏できる状態でスタックしてる感じでした。金具類をつついても全く動かず。これはダメか、と思ってあちこちいじっていたら、黒い円盤状の部品がCDの中心の穴を挟みこんでいることがわかりました。こいつをつっつくと、CDも一緒に回転するし。で、これ、はずれないのかな?、とこの円盤を押さえてるバネを手前にひっぱってみたら・・・

ペリペリ・・・

なんか剥がれる音がする。どうやらこの黒い円盤型の部品がCDに癒着してたようです。確かに一時期、同じリミックスCD(恥)ばっか聴いてたなぁ・・・

ということで軽く引っ張って剥がして、組み立て直して、車体のコネクタにつないでみたら

ウィーン、ガチャ、ガチャ♪

しばらく聞いてなかった音が!イグニッションに鍵を差してないんだけど、12Vが常時通電してるんでしょうね。で、ドッキドキでejectボタンを押してみたら

ウィーン、ガチャ、ガチャ♪

という音とともにマガジンが出てキタ ━━━( ´∀`)━━━━!!!

ということで一件落着。 これでしばらくはCDを焼いて好きな曲を聴きながらドライブできそうです。


カテゴリ: Automobile — admin @ 7:41 PM