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2020年11月1日

埼玉高速鉄道の「サイクルトレイン」試乗記

オランダだと、国鉄の列車に自転車を持ち込むことができますよね。

しかし今日の話題はオランダではありません。

翔んで埼玉でおなじみの「埼玉県」です。

というのも、僕がいま住んでる地元を走っている埼玉高速鉄道さんが、なかば実験的に、サイクルトレインを走らせたので試乗してきました。先着40名ということで、すぐに申し込み。

この臨時列車、10月31日(土)の午前に鳩ケ谷駅から浦和美園駅、夕方に浦和美園駅から鳩ケ谷駅への運行でした。自分の自宅は浦和美園までチャリで余裕で往復できる距離なので、往路だけ使ってみることにしました。

さて当日、40分くらい前に駅に到着(集合時刻は発車時刻の約20分前まで)。埼玉高速鉄道ってなにげに「地下鉄」ですので、地下のコンコースまでエレベーターで移動しなければなりません。ということで集合場所もエレベーター乗り場。係員さんがいて、名前の照合のうえ、参加証と参加賞を頂戴しました。

SRマニア垂涎のありとあらゆるグッズを頂戴しました\(^o^)/。

で、エレベーターに乗車。

これが、けっこう、厳しい(笑)。ハンドルを目いっぱい90度に切った状態でやっとなんとか入りました。スポーツサイクルだと縦に引き起こさないと無理ジャマイカ?

駅につくと、駅員さんが待機していて、自転車を引き取ってくださり、自分は自動改札で検札へ。

またエレベータに乗ってこんどはプラットホームへ。埼玉高速鉄道って正直申しまして、通勤・通学の足なので、昼間はかなり空いてます。ということでホームの、あまり人がこない場所で待機。ちょっと待っていたら続々と乗客がやってきまして、最終的にこの駅からは5名乗車でした。

「次の浦和美園方面の列車は臨時列車です。お客様はご乗車になれません。」ってアナウンスが妙にドキドキします。

さて・・・遠くからなんかゴォォォって音がかすかに聞こえる・・・

おっ?

おおお!「臨時」の表示!埼玉高速ではじめて見ました。でも「サイクルトレイン」って表示してほしかったなぁ・・・。

乗車前に係員さんが、車いす乗車なんかで使う渡り板を渡してくださり、その上を通過します。なので子供でも余裕。

1両に5名で、ベンチシート占有できるので、車内もぜんぜん余裕です。座って自転車を押さえておく感じ。揺れたら大丈夫かな?と思いましたが、運転手さんもけっこう気をつかっているのか、まったく揺れませんでした。自転車に手を添えてなくても大丈夫そうな感じ。

浦和美園駅では3番ホーム(埼スタ試合日などで使う臨時ホーム)に到着。ここでも係員さんが渡り板を出してくださいます。

乗客全員が降りるとけっこう、壮観でした。

1/3くらいがマジなツーリング用のチャリ、1/3くらいが家族連れ、そして1/3くらいが僕みたいなママチャリでした。

たまさぶろう参加で記念撮影もありました。

浦和美園の駅は地上駅で、臨時改札までスロープもあるのでラクチン。

ということで駅前で解散。本来はここから見沼田んぼのほうへ、自転車でピクニックなどに行くべきなのでしょうが・・・自分はイオンモールのユニクロでヒートテックの下着買って帰っちゃいました(^^;

サイクルトレインは来年春に、実験ではなく本気で運行するみたいです。見沼田んぼのほうで花見ができるそうで、それを狙ったツアーとなるみたいです。

こんなアイディアを実行しちゃうところは流石の埼玉高速さんだな、と思うなのですが、鳩ケ谷駅からは芝川沿いのサイクリングコースを使えば見沼田んぼに行けるので、ほんとうは始発の赤羽岩淵駅とか、南北線のどこかから出発にできれば、もっとインパクトあるだろうなぁ、と思うところ。とはいえ南北線のダイヤとの調整を考えると実現が難しいのもよくわかりますが・・・。


カテゴリ: Travel,Urban planning — Masa @ 2:39 PM

 

2020年2月21日

インスタによる旅行の記憶の外部化とそのリスク

先月、ロッテルダムからDerk Loorbach先生にいらしていただき、金沢市でレクチャーしていただいたのですが、そのときのこと。金沢駅前の鼓門のところで、観光客がみんな写真を撮っているわけです。スマホが普及したこと、インスタグラムが大流行なことで、「観光」の目的が、スマホで写真を撮ってインスタにあげること、になってきたんじゃないかと思えてきました。

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そんなことをDerkと雑談していたら、彼の友人のラジオパーソナリティが、番組でおもしろい問題提起をしていたと教えてくれました。みんなが旅行中、なんでもスマホで写真を撮るようになると、その映像を自分の脳で記憶する必要がなくなり、スマホのメモリに記憶してもらえばよくなるわけです。結果として、自分が旅行でどこに行ってどんな経験をしたのかという情報も、自分の脳内には記憶として残らなくなってしまい、スマホで検索しなければならなくなる。そしてもし、スマホが壊れちゃえば、どこに旅行したかも覚えてない事態に至る・・・なんて話をラジオでしていたそうです。

これは「記憶の外部化」と言われる問題で、何もインスタに限った問題じゃないかもしれません。昔の日本人だって旅行するときにはカメラを首からぶらさげて、写真を撮るのに夢中になる、というのがカリカチュアとして存在してたわけで、現像した写真がなくなっちゃうと、どこに行ったのか忘れちゃってたかもしれませんね。いまでも、昔の写真を見つけると、「ああ、そういえばこんなところに行ってたなぁ」なんて思うこともありますよね。

とはいえ、スマホが広まったことで、旅の記憶の外部化がさらに進んだことは間違いないのではないかと思います。そして、たとえばインスタのアカウントが消えてしまうと、自分の旅の記憶も消えてしまう、という時代が来ているのかもしれません。

そう考えると、インスタ(や他のSNS)に敢えて投稿しない旅、というのもこれから逆にトレンドになるかもしれませんね。

自宅が泥棒に入られるリスクも減りますしね。


カテゴリ: Science/Technology Policy,Travel — Masa @ 4:29 PM

 

2019年7月11日

Exit Row野郎なのに・・・

今朝は6:30羽田発のJL501便で北大へ出張。午前中の研究会なので前夜入りがフツーでしょうが、昨夜は講義(ゼミ)があって無理。というか自分は出張中は『旅』を愉しむ精神的余裕がないので、弾丸出張のほうが好き。

この501便、羽田~新千歳便には珍しくB737型機での運航。

始発便で小型機なので当然満席。切符を手配した時点で空席なし、前日になんとか22J席をゲット。非常口座席(Exit Row)の3列まんなかの席。どうせ通路側も窓側も空いてないのでせめて足下の広いExit Rowが有り難い。

自分は基本的にExit Rowをとるようにしているのですが、今日はちょっとしたミスが。

というのも777などのExit Rowは前に座席がないので荷物は足下に置けないのですが、ナローボディの737は非常口通路も前席との座席間隔をかなり広くしただけなので、前席の下に荷物が置けるスペースがあります。

しかーし、日航のルールで、非常口座席の場合、前席の下にスペースがあっても荷物は置いちゃいけないんですね。海外の他社はそんなことなかったと思いますが・・・。CAのおねぇさんに荷物置かないで、とお願いされてしまいました(*>д<)。ハズカシー。

じゃぁパソコンだけ出して前席背後のポケットに入れようとしたら、これもダメとな(^^;)))。大きすぎるとのこと。

そういえばそんなルールもあったなぁ、とふと思い出したものの、周囲の出張族から『だっせー( *´艸)』という視線を浴びたような気がして超恥ずかしかったっす。まぁ誰も気にしてないでしょうがw。

ということで737のExit Rowに搭乗するときは、雑誌か書籍でも出してポケットにしまってから、荷物をoverhead binにしまい、スマートに着席するとカッコいいのかもしれません。次回は注意しよっと。

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カテゴリ: Travel — Masa-mobile @ 8:00 AM