2012年8月20日
WHAT PUBLIC SERVING PLANNERS CAN LEARN FROM MEDIATORS OF PUBLIC DISPUTES: Micropolitics and Possibilities
日時:2012年9月5日(水)13:30~15:00
場所:京都大学 百周年時計台記念館 2F 会議室Ⅲ
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/clocktower/
講演者: ジョン・フォレスター教授 (コーネル大学 都市地域計画学科)
講演概要:フォレスター先生は、Planning in the Face of Power (1989)、The Deliberative Practitioner (1999)などの著作を通じ、都市計画の決定過程における対話や意思決定の実態をつぶさに観察するすることで、都市計画家の役割を、技術専門家としてだけではなく、多様な市民の調整役にまで拡大再定義された第一人者です。
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今回の講演会では、都市計画分野で活躍するファシリテーター・メディエーターなどの実態を長年観察してきたフォレスター先生が、公共分野での論争・紛争の解決に携わるメディエーターの経験や知識から、都市計画の専門家やプランナーが学ぶことができることは何かを、議論を通じて明らかにしていきます。
定員:30名
言語:英語
参加手続き: 参加無料・要事前登録
参加お申し込みは http://bit.ly/OqUOjM からお願いします。
2011年9月16日
「合意形成論に基づく政策形成過程の研究枠組みの構築」研究事業では、今年10月~来年2月にかけて、事例研究を作成していただける学生研究補助者を募集します。具体的には、以下のテーマについて2名を募集します。
1)統計的手法による合意形成事例の分類
アンケートや既存の文献資料等により、都市・環境分野における合意形成事例を収集、整理したうえで、独自の視点により多変量解析などを行い、類型化を行う
2)質的研究手法による合意形成事例の記述と分析
聞き取り調査により、都市・環境分野における合意形成事例を1または2事例把握し、書き起こしやコーディングなど質的研究手法により、特徴の抽出や(2事例の場合は)比較事例分析を行う。
成果はA4で15~20ページ程度のレポート。月1回程度の打ち合わせで調査方針等の指導・修正依頼の予定。謝金および必要経費(計10万円程度/人)を支給の予定。本調査で得た情報を(調査対象者に対して迷惑にならない範囲で)講義レポート・ゼミ報告・学位論文作成等に活用していただいて構いません。
希望者は、10月1日までに、氏名、所属、希望テーマ(1か2か)、具体的な対象事例の提案(もしあれば)を matsuura
pp.u-tokyo.ac.jp まで電子メールでご連絡ください。
2011年5月31日
お世話になったMITのDUSP(都市計画学科)に数年に一度はgive back、すなわち寄附するようにしています。100~200ドル程度の少額ですが、RA/TAなどのフェローシップでメシ食わせてもらったことの恩返しと、学科のパーティなどでのケータリング代の足しにでもしていただければな・・・という気持ちで。MIT本部から毎年しつこく寄附を要求する手紙が届くので、根負けしてつい、というのもありますが。
で、そんな少額の寄附でも、きちんと感謝状は届きます。

単なるカードではなく、中を開くと・・・

学科主任の手書きのメッセージがきちんと書いてあります。今回は「日本の卒業生や仲間のことを気にかけていますし、みなさん無事であることを祈っています」とのこと。
こういう気遣いがあるからこそ、寄附をしよう、母校を支えよう、という気持ちになれます。私自身は見込み薄いでしょうが、これから機関投資家、発明家となる人たちは、卒業・修了して大きな利益をあげたときには、その利益を母校へとgive backするのでしょう。
これから日本の大学も、民間資金、寄附・基金などに頼る時代がくるのでしょうが、機械的にお金を集めたり、あるいは寄付者のPR支援など目先の利益を考えずに、卒業・修了生と「心が通った」fellowshipの構築を本気で考えていく必要があるのでしょう。
自分も大学の一員として、修了生に愛着を持ってもらえる大学院づくりへといくばくかの貢献をしていこう、と思った次第です。