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2013年9月2日

響灘の洋上風力発電

日本国内の洋上風力発電は、銚子沖(千葉県)と響灘(福岡県北九州市)の2箇所で、1本ずつ風車を立てて実証実験が行われている段階です。欧州では、デンマークのMiddelgrundenのように、かなり前から洋上に風力発電の風車を建てているのですが、日本では漁業や港湾との調整などがイマイチ進まずに現状に至っているところです。

銚子沖は大雪の中、今年2月に見学に出かけましたが、今回、帰省ついでに響灘の風車を眺めに行きました。

北九州は土地勘がまったくないのですが、とりあえず若戸大橋を渡って、海のほうにでると、大きな埋立地があって、そこのあたりを市では響灘と呼んでいるみたいです。国から補助を受けているのでしょう。エコタウンということで、福岡大学の実験施設やら、電気自動車の実証実験サイトなどがありました。さらに、副首相でおなじみの麻生セメントの工場(普通の工場)もあったのはなんか笑ってしまいましたが。

響灘の風車(陸上)

で、埋立地の護岸のところに公園があって、大型の風車が並んでいます。何基か数え忘れましたが、けっこう、壮観です。沿岸の風車でも近寄れないように柵で囲ってあることも多いですが、ここの風車は支柱の根元までかなり近づけます。真上で巨大な風車が、ブゥン、ブゥン、と風きり音を出しながら回転する雄姿は典型的な産業景観と呼べるでしょう。この護岸は地元の人たちの釣り場になっているようで、平日昼間でもけっこう人がいました。

洋上風力ですが、この公園からも遠くに眺めることができました。しかし・・・

響灘の洋上風力発電

視角の問題かもしれませんが、洋上に立っているようには見えない(◎。◎;)

防波堤の向こう側にあるのでしょうか、突堤の先に櫓を立てて風車が立っているように見えます。しかしそれにしても、銚子のときにくらべて、「洋上風力」の風車という感じがしません。

響灘の風力発電(洋上と陸上)

で、事業者の電源開発のホームページを見てみたら、1.4km沖合に立地ということ。それに比べて銚子沖は3.1km沖合なんですよね。構造がずいぶん違いますので一概にどっちがいい、悪いとは言えませんが、見てくれだけで判断したら、銚子沖のほうが圧倒的に洋上風力という感じがします。

 

 


カテゴリ: Environmental policy,Science/Technology Policy — Masa @ 10:00 AM

 

2013年8月2日

フランスの洋上風力の議論

いまフランスの風力事業者と電話会議していたら、cndpで洋上風力の問題が扱われていると聞いたので近日調査しようと思います。

これかな?
http://www.debatpublic-eolienmer-fecamp.org/

 


カテゴリ: Environmental policy — Masa @ 6:05 PM

 

国産材の有効活用

京都で柿の葉寿司を買ったら、ついてきた割り箸にこんなことが書いてありました。

IMG_20130726_192824

間伐材の有効活用などを考えるとき、割り箸というのもそれなりに有効なんじゃないかな、と思います。もちろん、材の量としてはたかが知れているのかもしれませんが、観光客の人などに「地域の間伐材を使ってますよ」とアピールすることは、価格に直結しない魅力を引き出すことができるのではないかと思います。対馬でもやらないかな・・・


カテゴリ: Environmental policy,Travel — Masa @ 8:57 AM