2025年9月5日
デジタル化の罠
以前はTo Doリストを手帳で管理してたんですよね。
とはいえ、手帳が手元にないと、何かやることを思いついても、すぐに書けないものだから、結局、忘れてしまう。
で、そういう作業忘れが続いたとき、Remember the Milk (RTM)をむかし使っていたことを思い出し、日々のTo DoリストをRTMへ移行。
手帳よりはスマホのほうが手元にあることが多いので、メモし忘れはずいぶんと減りました。スーパーから帰ってきて「あっ、〇〇買い忘れてた!」なんて悲劇が、ずいぶん減ったかも。
ということでRTMをこの1か月程度使ってきたのですが、なんか、調子がよくないというか、作業が捗らないんすよね。
いちばんキツいのが、大きめの作業アイテム(例:「論文を書く」)みたいなものをTo Doに入れてしまうと、いつまで経っても永遠にリストに残っているわけです。しかも、どこから着手すればいいのかわからず、結局、タスクは放置されたまま・・・。もちろん、作業をブレークダウンして一つ一つ潰せばいいのでしょうが・・・。いつまで経っても終わらぬ念仏のようなTo Doがずっと画面上に表示されて、いつの間にか「やらなくても、生きていけること」リストが勝手に出来上がってしまうわけです。
もう一つが、朝のルーチンが狂うこと。自分はあさイチの作業として、To Doリストをチェックするのですが、手帳の頃は机に手帳と万年筆を置いて、予定表でも見ながらいろいろ考えるという、まぁ、有意義な時間だった気がします。それが電子化したことで、スマホなりPCなりの電源をつけないといけないわけですよね。で、すぐにRTMで作業を整理すればよいのですが、気づいたらTwitter巡回やらSolitaireのゲームやらのデジタル・トラップにハマっている自分がいるわけですよ。もちろんこれはデバイスの問題ではなく、ぼく個人の精神力の問題なのでしょうけれど、自分はメンタル、ホント弱いっすね。以前から罠にハマらんよう、いろいろ努力してるつもりなんですが、気づいたらハマってますわ。
ということで、今日からまたTo Doの管理は手帳に戻そうと思います。そもそもTo Doリストなんて個人的な手段であって目的ではないので、デジタル化が自分に合っていないのであれば、アナログに戻せばいいだけのこと。