2013年8月5日
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130805-OYT1T00590.htm?from=tw
永住権制度のテクニカルな問題だけでなくて、単に、日本が住みやすい国ではない、ということもあるんじゃないのかなぁ?本当に住みたくなる魅力的な国であれば、制度が厳しくても、みんながんばって権利を取ろうとするでしょうに。
そこから変えていかないと、目標は達成しないでしょうね。もちろん、外国人を増やすって目標を、本気で達成する気があるのかどうかは微妙ですが。
脱法ハウス:増える女性専用…元住人「低収入、親頼れず」- 毎日jp(毎日新聞)
こんな記事をふと読みまして、シェアハウスという考え方が次第に「脱法ハウス」へと変容していく過程をネットでいろいろ見つけました。
要は、デカい家をsubdivideして多数の人々が劣悪かつ危険な環境で居住する、ってことでしょう。しかし法規制が曖昧なところもあって、取締りもあまりキチんとできてないみたいです。
脱法ハウスについてネットで見ていたらふと、NYCのtenementのことを思い出しました。19世紀の話ですが、ニューヨークには移民が多数流入したものの、もちろん土地なんてありませんから、ただでさえ狭いアパートに壁をつくったりして、大量の親族がすし詰めで住んでいたのです。そういうアパートをtenementと言って、劣悪な住居環境の代名詞となりました。そんなこともあって、いまでも、米国では都市部の住居環境についての規制がいろいろと厳しいわけです(しかし家賃規制はゆがんだ方向にいってしまっていますが・・・)。
日本ではtenementみたいな歴史的記憶がないから、脱法ハウスも必要かもね、って方向に議論が進んでしまうのかもしれませんね。いま脱法ハウスに住んでいるみなさんが所帯を持って、子供を含めて劣悪な環境で生活しなければ時代がくるかもしれないのに・・・。