2020年7月15日
以前から講義では学会タイマー「Q-gakkai」を愛用しており、学生が発表するときはノートパソコンにタイマーを表示させて時間管理しておりました。
が、オンラインになって、学会タイマーを見せるのが困難に。自分の隣にタイマーを置いてカメラに映しこむのも可能かもしれませんが、不格好だし、見えにくい。
ということでソリューションを考えていましたが、結局、OBSを使うことにしました。
OBSとVirtual Camというプラグインを使うと、画面キャプチャをそのまま「カメラ」にしてZOOMで配信できます。ZOOMの側で、カメラを通常のWebcamからOBSに変更すればあら簡単、自分の顔の代わりに画面キャプチャをリアルタイムで配信できます。
ということで、自分のサブディスプレイに学会タイマーを表示させて、それをOBSでキャプチャしてカメラ映像のようにZOOMで配信すれば、学生のプレゼンを視聴しながら、自分の顔の代わりに学会タイマーを学生に向けて表示させられます(この方法だと僕の顔は見えなくなりますが、別に見えなくてもいいでしょう(-_-;))。
学会タイマー愛用者のみなさんにはお勧めです。
2020年7月3日
さいたま市の美園地区、一般的には南北線/埼玉高速鉄道の終点で有名な「浦和美園」をもっとサステイナブル(持続可能)にできないかなぁ、と都市計画の研究者として常日頃考えております。
というのも自分自身が美園のお隣の地区に住んでいるもので、フィールドワークというか、「レジデント型研究者」として何かできないかな、と模索しているところ。
埼玉県内は感染拡大が落ち着いてきたということで、美園地区のまちづくりセンターであるアーバンデザインセンターみその(UDCMi)さんが、コワーキングスペースを7月1日から開設しています。ということで今日、さっそく伺ってきました。
そもそも、いまなぜ「コワーキングスペース」かというと、都内に通勤してた多くの美園住民がコロナ対応で自宅勤務となったものの、子育て世代の住民が非常に多いことから、自宅だと落ち着いて仕事できない、ならば自宅近所に落ち着いて仕事できる場所があればいいじゃないか!ということで、コワーキングスペースの実験的開設に至ったようです。
実は自分も、2050年の美園を見据えたバックキャスティングのワークショップを3年前に開催して、その時すでに、コワーキングスペースがあるといいんじゃないかという提言を出していたんですよ。みんな都内へ通勤してると、平日昼間は誰もいない街になって、地元民のつながりが希薄になって、それこそ災害時なんかの強靭さがなくなるわけです。だからこそ自宅勤務・テレワークは美園の強靭さを高める上で必要だと思うんですよね。
で、コワーキングスペースの会場はこんな感じでした。
ごめんなさい、1枚しか写真撮ってません(^^;
残念ながらまだ利用者はとても少ないそうですが、広々した空間ですし、ときどき係員さんが窓を開けて換気してくれますし、エアコンも効いてて空間としてはとても快適でした。
快適さ以上によかったのが、身が引き締まる感じがしたこと。自宅だとどうしてもダラけてしまうんですよね。いつの間にかネットニュース巡回して1時間無駄にしていたりとか・・・。
でもココなら開放的な空間で、係員さんもいるので、なんかいつもの自宅とは違う気分で、集中して作業ができました。いい気分転換になりました。
ただし、無料提供のWifiが非常に不安定で遅かったのが残念。ポケットルーターみたいなものを持っている人は持参必須です。
(自宅の光回線の1/40の速度・・・)
でも、最近流行りのデジタル・デトックス(digital detox)のチャンスかもしれません。インターネットが敢えて使えない環境で読書したり、考えごとをするのも実はダイジ。自分も滞在時間の半分程度は読書してましたが、ネットの誘惑に邪魔されずに集中して読書できました。たとえば資格の受験勉強なんかにもってこいの空間なんじゃないかと思います。
これから利用者が増えて、利用者間のなにげない交流みたいなものが生まれたらもっと、おもしろい空間になるんじゃないかと思います。
アンケートに答えたら初回は利用料無料なので、ご近所のみなさんは是非使ってみてください。
7月より開始!UDCMiコワーキングスペース実証実験!