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2016年6月29日

JAL副操縦士の件は暴行よりも飲酒とストレス管理が問題では?

副操縦士が警察官殴った疑いで逮捕 JAL1便欠航に | NHKニュース.

飲酒して酔って暴れた副操縦士が逮捕されたので欠航、というニュースがあるわけですが、これって暴れたことよりも、そもそも酒を飲んでいたということのほうが重大な問題のように思われるわけです。

JALでは社内規定で
「乗務開始の12時間前から運航終了まで一切の飲酒をしてはならない」
「12時間以前であっても乗務に支障を及ぼす飲酒をしてはならない」と決まっています。
(出典:https://tabi.jal.co.jp/tabicolumn/2011/07/md90.html)

というルールだそうですが、翌日朝7時35分のフライトに乗務予定だったのに、午後10時ごろ酔っ払って暴れて逮捕されているので、たぶん暴れてなかったとしても、上記の飲酒禁止の規定に違反してますよね。たぶん一緒にいた機長もかなり厳しい処分がくだるでしょうね。

今回は警官に殴りかかるという乱暴狼藉があったので明るみにでたわけですが、そういうことがなければこの機長と副操縦士は何事もなかったのように乗務していたかもしれないわけで、こっちのほうが乗客としてはよほど怖いわけです。ですので日航は逮捕云々のことよりも、むしろ飲酒に関する規定のコンプライアンスをどう確保するのか、根本的に見直さないといけないでしょうし、どう見直すのかを世間に説明したほうがよいでしょうね。日航ヘビーユーザーとしてはしばし注視していこうかと思うところです(でも全日空・スタアラへの亡命はなんとなく嫌だしどうしたものか・・・)。

また、機長に対して不満があってこんな事件になったのかと思いますが、そういう、ストレスみたいなものの管理もどうなってるのかと心配なわけです。もうみんな忘れかけてますが、ほんの一昨年にGermanwingsの副操縦士がアルプスに機体を突っ込ませて乗客もろとも自爆した事故があったわけです。もっと昔には「機長やめてください」もありましたね。飲酒だけでなく、そこらへんについても日航が何か対策を示してくれないと、乗客としては不安が募りますわ。


カテゴリ: Travel — Masa @ 11:06 AM