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2016年9月5日

ベトナム(南)の風景

先週のベトナム出張は、CBAsiaの会合(トヨタ財団さまご助成)が目的で、その報告は追ってCBAsiaのウェブサイトなどで行いますが、プログラムにはダムの視察なども含まれていて、主会場の市内のホテルだけでなく、いろんなところに出かけましたので、見かけた風景についてちょっと書いておこうと思います。

1.Nguyen Hue Boulevard (グエン・フエ通り)

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今回の会合は、グエンフエ通りという、市の中心部にあるホテルで開催したのですが、この通り、中央が巨大な公園というか、空地になってるんですね。もともとは6車線くらいの大通りだったらしいのですが、なんと車道を塞いで、中央部を歩行者空間に変えたそうです。昨年くらいにオープンしたというのでまだ新しい。僕が散歩したときには、高校生くらいのグループがアカペラで唄っていたり、翌日の建国記念日にさきだつ前夜祭の準備をしていたり、いろんな表現活動の場になっているようです。サイゴン川から風が吹き込んできて、気持ちよい空間なので、夜には若者が繰り出していました。

2.日本による鉄道建設

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グエンフエ通りの北西端ではいま、鉄道駅の建設工事が進められています。というか、ホーチミン市では現在、地下鉄(MRT)建設が進められていて、その工事は日本のODAで進められています。数年後には開通するそうですから、開通したらこの街は、どう変わるのでしょうね(変わらないのかな)?

3.共産党のポスター

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やっぱし共産主義の国でして、政府=共産党なわけです。で、ガバナンスの話はとりあえずおいといて、街のあちらこちらに、こういう街宣ポスターが掲げられています。僕は共産圏のポスターのデザインが大好きなんですわ。あの、人民が斜め上目線で指差してるポーズなんて、芸術ですわな。自分が訪れたのがちょうど建国記念日直前で、建国71年を記念するポスターが多かったような気もします。

4.戦争証跡博物館の日本関係展示

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ちょっと時間が空いたので、War Remnants Museumに行ってきました。ベトナム戦争での米軍の「悪事」を並べた博物館でございまして、いろいろ惨い写真もたくさん掲示されています。とはいえ日本の空襲で焼け焦げた死体の写真を子供の頃から見ている自分としては、まぁ、基本は、同じだよな、という感想を持った次第。それよりも驚いたのが1階の地味なスペースに「ベトナムと連帯する世界」みたいな展示。東欧諸国のポスターなどが列挙される中、日本のベ平連や共産党の活動資料が展示されていたこと。ベトナム共産党にとって、彼らは日本の「仲間」であったわけですね。ちなみに南軍には韓国やオーストラリアなども加わったので、彼らも敵国扱いなわけですが、ここではなぜか日本が仲間として描かれています。こういう意味で、国内の言論の多様性って、生き残り戦略として重要なんだなーと思った次第です。現在、日本からベトナムに訪れるビジネスマンなり観光客が、たとえネトウヨだったとしても、ここでの印象で「いい」イメージを持っているベトナム人に歓待してもらえているかもしれませんから・・・。

5.イオンモール

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渋滞にハマって移動が遅くなって疲れているところにこんな光景が!一瞬、浦和美園にワープしたんじゃないかと思いましたわい。やっぱAEONはすごいわー。


カテゴリ: Urban planning,Vietnam — Masa @ 4:48 PM