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2011年12月26日

松浦研究室月報 2011年12月

週報なんて書いてる暇ありませんw。ということで現実にあわせて月報を書いてみます。

12/1~2 韓国・紛争解決に関する国際学会出席

韓国社会科学協議会(KOSSREC)と高麗大韓国社会研究所主催、高麗大の社会紛争に関するBK21プロジェクトが運営の国際学会「Social Sciences for Conflict Resolution and Cohesion」に参加してきました。私の発表は「일본의 갈등 해결과 관리: 환경분쟁의 역사와 최근의 제도적 발달」について、でしたw。

Image from Social Science Conflict Resolution Conference in Seoul

Social Sciences for Conflict Resolution and Cohesion 2011 in Seoul, Korea

12/8 国立環境研究所(つくば市)で講演

「マルチステークホルダー状況下における合意形成と科学的情報の接続」というタイトルで、交渉学の基礎と、合意形成プロセス、共同事実確認について概要のみ軽くお話してきました。オーガナイザーは林岳彦さん

12/9 首都大学東京/宮城大学のジョイント講義の講評会に参加

渡邉さんのご講義の講評会に参加してきました。学生が震災の記憶をセカンドライフ上で記録・表現しようとするものです。比較的少人数の首都大チームのほうからの発表がメインだったのですが、役割分担が明確であるほど協働作業が効率的、というある意味当然の摂理がよく見えたのが興味深かったです。あと、「誰の」記憶を表現しているのか?という疑問が沸いてきました。つまり記憶や印象といったものの主観性は当然認める必要があるということから始まるわけですが、実はそこで止まらないで、間主体的(intersubjective)に存在する記憶や意味論をいかに記録するか、という課題もあるのだろうな、といま振り返ってみると思います。

12/13 Policy Process and Negotiationの懇親会

海外の学生が大半の講義”Policy Process and Negotiation“の懇親会を赤門前のインド料理屋で開催してもらいました。こういう場は大事だなぁ、と再確認した次第。

12/15 マクファーレン先生との勉強会、懇親会

翌日の国際シンポに先立ち、Allison McFarlane先生が前々日に東京入りしていただいたので、某所でJFFについて非公開の勉強会を開催。また夜は若手研究者も招いて議論しました。

12/16 国際シンポ「共同事実確認方式による原子力発電所の地震リスク分析の可能性

政策ビジョン研究センターの主催で、Allison McFarlane先生Jonathan Raabを招いて、キーストーンセンターの原子力共同事実確認、オバマ政権のブルーリボン委員会、エネルギー関連の市民参加事例における共同事実確認(科学技術情報の接続)について発表いただきました。また小職からもJFFの可能性について発表しました。異分野科学者間のコミュニケーション、不偏なメディエーターを見つける現実的可能性など、国内実施に際していくつかの課題が明らかになったような気がします。

共同事実確認方式による原子力発電所の地震リスク分析の可能性

12/19 海洋問題演習(後半)の最終発表会と懇談会

海洋アライアンスの学際海洋教育プログラムで大きな位置づけをしめる「海洋問題演習」の講義の最終回と懇談会がありました。小職は場の利用チーム担当ですが、湘南海岸の浸食対策について学生グループがなかなか明快な提言を短時間で準備してくれました。懇談会は2食にて。

12/20 総合海洋政策本部ご進講、某所懇親会

洋上風力発電と地域・漁業の共生に関する円卓会議」について総合海洋政策本部事務局にご紹介に伺いました。政府でも海洋エネルギーについての検討が進む中、ステークホルダーグループの議論が非公式であってもフィードインされることは有意義だったと思います。夜は某組織の忘年会。

その他、けっこう大きな動きがあって、ちょこまか打ち合わせに出向いていたのですが、それは来月まで、教えてア・ゲ・ナ・イ♪

 


カテゴリ: weekly report — Masa @ 1:16 AM