2013年8月1日
マクドナルド炎上の件
Fast Food Workers Rip McDonald's Budgeting Website As Impractical And Unrealistic.
日本ではあまり話題になっていないようなのですが、彼の地では、マクドナルドが炎上してストにまで発展した模様です。
発端は、マクドナルドがパート店員を対象に配布したPractical Money Skillsというパンフレット。きちんとお金を管理して貯金ましょうね、という、一種の従業員教育で、考えようによっては社会貢献のための活動にも見えなくはないわけです。
しかしそこに記載されている家計簿のサンプルの数字では、年収が24,500ドル(250万円くらい)という想定になっているものの、実際マクドナルドの時給は7~8ドル程度で、飲食店員の平均年収は18,130ドルだそうです。ということはマックで働いた後で別のバイトをしろってことか、ってツッコミがあるようです(もちろん夫婦共働きなら世帯年収が増える可能性はあるでしょうが、ツッコミを入れる側はシングルマザーを前提にしている)。また、この家計簿に、食費、水道代などのアイテムが記載されていない(でも自動車のローンの支払いは計上されてる(笑))ことが、経営者(CEOの年収は13,800,000ドルらしい)が家計を維持することを全く理解してない証だ、とネタにされているわけです。
ということで、労働組合等もこれを契機にと、ストを組織化したのでしょうね。
Fast Food Workers Walk Out Across The Country (PHOTOS).
とはいえ、いろんな記事を見ていると、低賃金の受益者はマクドナルド(ほかファーストフード店)の消費者であって、賃金をあげると、ビックマックの値段も倍になるかもよ・・・って記事もあります。
日本ではどうなんでしょうね?