2024年6月8日
北軽井沢って、てっきり軽井沢町のなかにあるもんだと思ってたのですが、県境も超えて群馬県長野原町に存在するんですね。で、いろいろ調べてみると興味深い場所なので、実際に行ってみました。
はるか昔は草津温泉の交通の便が悪くて、なんと軽井沢から軽便鉄道が伸びていたそうです。大正時代に、この鉄道沿線に法政大の学長が別荘を構えたところ、お気に入りになったそうで、学長の意志で法政大教職員限定の別荘地「大学村」を開墾して分譲されたそう。そしてその最寄りの地蔵川停留所に駅舎を建てて寄付して「北軽井沢駅」にアップグレードしたそうな。

この軽便鉄道は昭和30年代に廃止されたそうですが、いまでもバスやお土産屋さんなどに「草軽交通」の名前が残っていました。で、北軽井沢駅の駅舎は保存されているので見ることができるのですが…

駅舎には「H」の文字がデザインに取り入れられていて、ここが法政大のショバだったことがよくわかります。
またこの周囲はいまだに「大学村」と呼ばれているようで、自治会も「大学村組合」みたい。

とはいえ戦前の開発ですし、もはやいろんな人たちに土地は譲渡されたのでしょうか、パッと見た感じ、駅舎以外には法政大の影響はあまり感じませんでした。
とはいえ、大学教員たちが避暑地で読書するために別荘地を開墾・分譲しちゃうなんて、とんでもなくロマンチックな歴史のように感じます。
平成以降は「若手研究者の苦労」だの「日本の論文生産力の低下」だの、昨日は国大協が法人の窮状を訴えて記者会見だのと、大学界隈では世知辛い話ばっかし聞かされますが、学長が知の涵養のために別荘地を開墾してしまう大正・昭和初期って、ロマンチックが止まらないなぁ…と北軽井沢の地でしみじみとしました。
2024年6月2日
10年くらい前の自分はワイハー大好きで毎年のように行っていたのですが、いつの間にか行かなくなって、いまや円安で行きたくても近づけない価格になり…
とはいえ、心の師匠はハワイ在住ですし、やはりハワイは大好き。
で、以前はハワイ好きが嵩じてプルメリアを自宅で育てていたのですが、頑張って育てたために巨大化して、玄関の幅を超えるほどデカくなり、冬に室内に移動させることができなくなり、結局屋外で越冬できず、枯らす羽目に(泣)。
で、最近ずっと気になっていたのが、プルメリアの苗の販売店さんが、年に1回、イベントを開催していること。しかも場所は埼玉県内のガチな農場!
ということで今年はかなり前からカレンダーに開催予定日の予定を空けておいて、行ってまいりました。それが、サイタマ・プルメリア・フェスティバルサイタマ・プルメリア・フェスティバル!

とはいえ埼玉らしく、こじんまりと、農園の温室内での開催です。駐車場も農道脇のスペースということで満車じゃないかと思いましたが、ギリギリ駐車できました。いかんせん農道なのでアメリカンサイズ(中)のクラリティPHEVでは駐車はかなりヤバかったのですが、係の人がつきっきりで見てくれて、ほんと、アットホームな感じでよかったです。入口で高校生くらい(?)の子がジュースを配っていたのもほんといい意味でユルいな感じでナイス。

で、温室の中にはプルメリアの苗が大量に!種類も50種類くらいあるみたい。正直なにがどう違うのかわからず、マニアの秘境に足を踏み入れてしまったようでドキドキ。とはいえハワイアンな音楽が流れて特にピリピリした感じもなくて、トーシローの自分でも「きれいだなぁ〜」といろんな苗を見て回れました。

最終的にLaredo Princessの4号鉢をゲット。前回のような巨大化は避けたいので、会計でどうしたらいいのか訊いてみたら、生産者さんを呼んでくれて、主宰の古屋さんまで来てくれて、結局、植え替えて根を切って成長を抑えるという解を得ました。
ということで、また、自宅でもハワイ(もしくはシンガポールw)を感じながら毎日を過ごせたらと思います。
2024年5月27日
静岡県知事選、元浜松市長の鈴木氏が当選されたようですが、選挙区(市区町村)別で結果をみると、東西で2分していますね。東のほうの自治体だと対抗馬の大村氏のほうが圧倒的に勝っているように見えます。
この結果だけ見ると、東西で結果がハッキリと分断してしまっていて、だいじょうぶなのかなコレ・・・と心配にもなります。
で、首長選は基本的にすべての県民が一人一票で、県全体で最大得票を獲得した候補者が選ばれることになっています。しかし、ドリフ大爆笑ではありませんが、もしも・・・選挙制度が微妙に違ったらどうだったのかな?と雑な試算をしてみました。
想定としては、各市区町村に「代議員」が配置されて、その人数は全県人口に占める各市区町村の人口の割合で定められるとします。この代議員は県知事を最終的に決める選挙の投票権を一人一票持っているとしましょう。知事選はまず、各市区町村単位で行われ、各代議員は、各市区町村内で最大得票を獲得した候補者がその市区町村の代表者であるという判断を自動的に行う(自らの意思は持たない)制度だと仮定しましょう。その代議員が県庁に集結して、最終的に知事を選ぶ投票を行う(この最大得票を獲得した候補者が知事になる)という流れです。
さて今回の選挙で、502名の代議員が静岡県内にいたとして(※500名にしたかったのですが各市区町村の代議員の数を四捨五入で決めた関係で中途半端な数字に(^-^;)、上記の方法で選挙を行ったらどうなったでしょうか?選挙結果と5月の推計人口を使って試算してみました。
なんと鈴木氏は180名の代議員、大村氏は322名の代議員を獲得して、大村氏が圧倒的な勝利となります。
ちなみに市区町村単位で見ると、鈴木氏が勝ったのは10、大村氏が勝ったのは29なんですよね。
小職はどちらの候補がよい、悪いなんてことはまったく考えてないのですが、選挙制度(決め方)って、ちょっと変えただけで、結果が大きく変わるんだよなぁ、と思った次第です。