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2011年6月3日

松浦研究室週報 5.30~6.3

5/30 打ち合わせなど

  • 事例研究(政策プロセスマネジメント)「埼玉県の農業」
    埼玉県の農業(2事例)に関するステークホルダー分析についてスクーリング
  • 原子力発電立地と地域との関係についてヒアリング対応
  • 震災復興支援団体向け#jishinツイートマッピング説明会について日本財団さまと打ち合わせ

5/31 OPU Student Fellowのみなさんにオリエンテーション

海洋政策ユニットのStudent Fellowのみなさんの初顔合わせ。研究室使用などについてオリエンテーション。

6/1 講義:交渉と合意

交渉と合意ファシリテーション演習

ファシリテーション技法について手ほどき。受講生に「就職活動の問題点」と「解決策」について、ファシリテーションを練習してもらう。

6/2 足利工大「第12回・風力エネルギー利用総合セミナー」傍聴

風力エネルギー利用総合セミナー看板
毎年お楽しみの足利工大の牛山泉先生による風力発電セミナーを傍聴してきました。技術に関する発表も多いので、政策や自分の調査に関係しそうなところだけ傍聴してきました。

  • 秋田県ではかなり大規模なプロジェクトを検討しているそうです→http://kaze-project.jp/
  • 港湾空港技術研究所の長井氏は港湾・漁港への設置を長年研究している。港湾・漁港での電力需要も北海道で調査データがある。とはいえ、需要についてはデータが出てこないので引き続き調査が必要とのこと。
  • 環境省の「平成22年度再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査」の結果についてコンサルさんから発表。前提条件が明示されているのでわかりやすい。GISを多用した調査であることがよくわかった。個別のプロジェクトファイナンス(投資リスク)、系統連繋側での受入可能量などは見込んでない。洋上については、30基のウインドファームを想定してコスト試算しているそうで、短期シナリオではほとんどコストが見合わぬという試算のようだが、50基のウィンドファームを想定と単価が大幅に下がり、導入見込み量も大幅に増えるという試算があるらしい。

6/3 教務、事務、その他諸々雑用処理


カテゴリ: weekly report — Masa @ 5:02 PM

 

2011年5月27日

松浦研究室週報 5.23~5.27

渡邉さんのパクリで自分も週報をつけようと思います。残念ながら特任教員の身分でして指導する学生がおらんので、とりあえず自分で書きます。

5/22~25 グリフィス大学「東南アジアにおける海上セキュリティリスクWS」

Griffith Univ. Maritime Security Workshop in May 2011

海洋政策ユニットで、これまでいろいろお世話になっているCarolin ~Line~ Lissさん主宰のWSに1.5日間、参加してきました。海賊、海上テロ、国境警備、違法漁業の4つのパネルセッションがありました。以下簡単なサマリー:

  • 大規模な海上テロが実施される可能性は低そう。海上では目立たないのでテロリストのインセンティブが低い。フィリピンではMNLF停戦合意後も組織が分裂しており、フェリー爆破などもあるが。
  • テロについてはISPSコードの執行など陸上のほうに問題。国際港湾地域への立ち入りは容易。コンテナ内容物の検査も実際緩い。民営化に伴い港湾労働者(外国人)のスクリーニングも緩くsmuggleは容易。現実問題として不法物質の移動は容易。
  • バタン・ビンタンなど経由でインドネシア~マレーシアを移動する不法労働者を取り締まるNGO (Gerakan Anti Trafficking)がある。指紋検査など司法の一部事務を代行しているらしい。しかし不法入国はインドネシアの汚職役人も手引きしている。
  • インドネシアの僻地でハイエンド志向のダイビングガイドが漁業の違法操業を取締り。見つけては通報や拿捕。自前の観光用の小型機でパトロールも。インドネシア地方分権以降の「制度の空隙」を埋めるように観光業者が新しい公共的役割を担う。この業者は長年のこうした努力でダイビングスポットとしての名声を確立したのに、最近同地に新規参入ガイド増えており、不満らしい。
  • 漁業の不法操業は現地での取り締まり、教育などだけでなく、消費者・消費国側で認証を求めるなどで流通を断つ手段も重要。

5/25 「交渉と合意」講義×2

コンセンサスビルディングプロセス、ステークホルダー分析、共同事実確認の講義

5/26 RIAに関する研究会(政策ビジョン研究センター)、洋上風力発電立地に関する調査

RIAの研究会は産総研岸本さん、ビジョンセンター松尾さんから発表。

洋上風力については円卓会議実施にむけて大きく前進。小規模な(陸上)風力事業者はいま、事業仕分けのおかげで、経営が厳しい状態に置かれていることをはじめて知る。

5/27 諸事務作業、準備など


カテゴリ: weekly report — Masa @ 10:34 AM