2016年9月9日
ベトナム出張から帰ってきてからというもの、どうも、やることなすこと全て上手くいかず、きょうの午前中の仕事も思っていたように捗らず。
気分転換を兼ね、昼休みに、神田の氏神様である神田明神にお参りに行ってきました。本郷&駿河台でこの10年弱仕事してきたわけですが、一度も神田明神にお参りしたことなかったのが不思議。
聖橋を超え、交差点を右に曲がると、大きな鳥居が見えてきます。
短いながらも参道がありまして、左側には茶店、オサレ系の喫茶店なんかもあります。
ということでお参りして参りました。
ふと気がついたのですが、サラリーマンのような雰囲気の方々が、けっこうな数、参拝にいらしてました。鳥居や楼門をくぐるときにかなり深く一礼して入られるので、きっと地元の方なのでしょう。
お参りしてふと気がついたのですが、自分は大学教授なんて商売をしているので、ヒトに頭を下げる機会がなくなってしまっていたんですね。お参りするとき、頭を下げるのになんとなく違和感を感じる自分に気づき、「あ、こんな自分じゃいかん。」と自戒した次第。このところの不調も奢った自分が元凶だったのかと。
でも、ちゃんとお参りしたせいか、いいことがありました。
なんと、こち亀の原画(奉納された絵巻の一部)が展示されてました!もちろん拝見してきました。最近の画風なので中川と麗子の顔にちょっと違和感を覚えなくもないですが、実物を見れたのは運がよかったなーと。
「きちんとしてれば、いいことがあるかもしれないよ」って暗示かもしれません。
2016年9月5日
先週のベトナム出張は、CBAsiaの会合(トヨタ財団さまご助成)が目的で、その報告は追ってCBAsiaのウェブサイトなどで行いますが、プログラムにはダムの視察なども含まれていて、主会場の市内のホテルだけでなく、いろんなところに出かけましたので、見かけた風景についてちょっと書いておこうと思います。
1.Nguyen Hue Boulevard (グエン・フエ通り)
今回の会合は、グエンフエ通りという、市の中心部にあるホテルで開催したのですが、この通り、中央が巨大な公園というか、空地になってるんですね。もともとは6車線くらいの大通りだったらしいのですが、なんと車道を塞いで、中央部を歩行者空間に変えたそうです。昨年くらいにオープンしたというのでまだ新しい。僕が散歩したときには、高校生くらいのグループがアカペラで唄っていたり、翌日の建国記念日にさきだつ前夜祭の準備をしていたり、いろんな表現活動の場になっているようです。サイゴン川から風が吹き込んできて、気持ちよい空間なので、夜には若者が繰り出していました。
2.日本による鉄道建設
グエンフエ通りの北西端ではいま、鉄道駅の建設工事が進められています。というか、ホーチミン市では現在、地下鉄(MRT)建設が進められていて、その工事は日本のODAで進められています。数年後には開通するそうですから、開通したらこの街は、どう変わるのでしょうね(変わらないのかな)?
3.共産党のポスター
やっぱし共産主義の国でして、政府=共産党なわけです。で、ガバナンスの話はとりあえずおいといて、街のあちらこちらに、こういう街宣ポスターが掲げられています。僕は共産圏のポスターのデザインが大好きなんですわ。あの、人民が斜め上目線で指差してるポーズなんて、芸術ですわな。自分が訪れたのがちょうど建国記念日直前で、建国71年を記念するポスターが多かったような気もします。
4.戦争証跡博物館の日本関係展示
ちょっと時間が空いたので、War Remnants Museumに行ってきました。ベトナム戦争での米軍の「悪事」を並べた博物館でございまして、いろいろ惨い写真もたくさん掲示されています。とはいえ日本の空襲で焼け焦げた死体の写真を子供の頃から見ている自分としては、まぁ、基本は、同じだよな、という感想を持った次第。それよりも驚いたのが1階の地味なスペースに「ベトナムと連帯する世界」みたいな展示。東欧諸国のポスターなどが列挙される中、日本のベ平連や共産党の活動資料が展示されていたこと。ベトナム共産党にとって、彼らは日本の「仲間」であったわけですね。ちなみに南軍には韓国やオーストラリアなども加わったので、彼らも敵国扱いなわけですが、ここではなぜか日本が仲間として描かれています。こういう意味で、国内の言論の多様性って、生き残り戦略として重要なんだなーと思った次第です。現在、日本からベトナムに訪れるビジネスマンなり観光客が、たとえネトウヨだったとしても、ここでの印象で「いい」イメージを持っているベトナム人に歓待してもらえているかもしれませんから・・・。
5.イオンモール
渋滞にハマって移動が遅くなって疲れているところにこんな光景が!一瞬、浦和美園にワープしたんじゃないかと思いましたわい。やっぱAEONはすごいわー。
2016年9月2日
お仕事でベトナムに行ってきましたー
と、売れないアイドルのアメブロ風に書き始めてみましたが、それに続く、ありがちな自撮り写真がありません(笑)。やはり自分は、コツコツとテキストで埋めていくしかありませんな。
で、出張中は、いろんなところでベトナムのいろんなお料理をいただきました。日本国内でベトナム料理というとフォーとゴイクンに落ち着いてしまうわけですが、実際はもっといろんな料理があるわけですね。
その1:ナマズ鍋
ダムの視察に行った際、時間もないので湖畔のアウトドアのレストランで昼ご飯だったのですが、魚の鍋だというのでなんだろうと見てみたら、なんとナマズw。まぁナマズは美味しいですよね。
その2:ドリアン
ついにドリアンを食いましたw。ナマズ鍋を食っていたら、近所の農家みたいなオッサンが押し売りに来て、ベトナム人の若い仲間が、とりあえずボクが奢るからというので、みんなに振舞われることに。値段は1キロ2ドルくらい。で、奢ってもらったわけですが・・・
ビミョーなお味・・・。クサイクサイと言われているけど、ニオイはそんなに酷くないかなと思いました。黒卵みたいな硫黄系の腐敗臭がちょっとしますが、まぁ、騒ぐほどじゃないな、って感じ。問題は食感と味で、単純に、おいしくないです・・・。この農家のオッサンのドリアンの質がよくなかったという説もありましたが、もう、ドリアンはいいや、って気分であります。
その3:なぞの花
なんだかよくわからない花のつぼみの炒め物。みんなに聞いてもうまく説明できないみたいで何だかわからず。
その4:カボチャの花
これはカボチャの花らしいです。ズッキーニの花を小さくしたみたいな感じ。
その5:ハゼの煮物
Goby(ハゼ)の煮物というので、どうなのかな、とついオーダーしてみました。ハゼ自体がちょっとグロい顔をしていて、たぶん、日本のマハゼと違うんだろうなと思います。ちょっと骨も硬かったかも。でも味は醤油煮でうまかったです。