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2009年11月17日

テレビの末期症状

イラスト・口語多用・・・バラエティー番組にBPO意見書

うちは電波障害でテレビがうつらないのでどうでもいいことなんですが、これを見て気になったことがひとつ。

問題事例の具体例として5点挙がっているのですが、そのひとつが「死を笑いごととして扱うなど生きることの基本を粗末に扱う」だそう。ここまで否定するのはどうか?表現の自由というか、多様性、おもしろさに制約をかけているような気がする。生きることを粗末に扱った表現によって、生きることの意味の外形を逆説的に見せることになりはしないか。まぁ、この意見書は、もっと表面的なことを指摘しているのでしょうがね。

いずれにせよ、これはテレビの末期症状のような気がします。視聴者からの苦情を敢えて騒ぐことで、まだまだ苦情がくるだけの視聴者が存在しているよ、と自虐的にアピールせざるを得なかったのでしょう。次のステップは、苦情さえ来ない世界。誰も見なくなれば苦情なんて出ないものね。もちろん、苦情を言う人はかなりのマイノリティでしょうから、次のステップもそう遠い将来ではないでしょう。

あと、ナンシー女史がいなくなったことは、テレビという存在にとって大損失だったのではなかろうか。以前はナンシー女史のコラムを読んでると、テレビというエンターテイメントに対しての関心は惹起されたものな。


カテゴリ: Entertainment — Masa @ 9:37 PM