2014年1月29日
「国際関係」と「中学生の人間関係」
国際関係というと、表裏いろいろ難しい外交の駆け引きや軍拡競争を想い浮かべるのが一般的だと思います。だからこそ抽象的な「あるべき論」が市井で先行し、それを政治システムの中の人が利用するものだから、現実的な問題解決からどんどん遠ざかっているような気がします。それは世界中の大多数のひとびとが望むところではないはずかと。
ふと思うのですが、国家間関係の問題なんて、中学校のクラスの中での人間関係をアナロジーにして、だいたい説明できるんじゃないでしょうか?
家が金持ちで小遣いをたくさん持ってる奴(資源国)、かっこいいから人気な奴(仏・伊)、目立たないけど器用でいろいろ手伝ってくれる奴(日本)、ジャイアンみたいな奴(略)・・・いろんな奴らがいるなかで、人間関係ができて、喧嘩もあれば、派閥もできれば、恋もすれば、チームを組んでスポーツに取り組むこともある。
国際関係って本質的には、せいぜいそんなものじゃないかと思うわけです。
いま日本が国際社会の中でおかれた状況を考えるとき、細かい話はさておき、中学校のクラスだったら、日本はどんな立場にあるのか、隣国や他のクラスメートはどんな性格でどんなことをしているのか・・・と想像してみると、クラス全体が平和で生産的に、そして日本という学生がクラス総代になるためには何をすべきか、解は意外と容易にみつかる気がします。