2010年4月1日
「実践!交渉学」表紙イメージ到着
先日アップしたときはまだ表紙のイメージができてなかったのですが、サンプル版もすでに到着しましのたで、上に掲載しときます。来週なかば以降、書店の新書コーナーで見かけたらぜひご購入ください。
2010年4月1日
先日アップしたときはまだ表紙のイメージができてなかったのですが、サンプル版もすでに到着しましのたで、上に掲載しときます。来週なかば以降、書店の新書コーナーで見かけたらぜひご購入ください。
2010年3月30日
ベネズエラからくる情報科学だかなんだかの怪しい学会のSPAMについては、研究者のみなさんはもう辟易ご存知のことかと思いますが、SPAMどころか、monkey business臭プンプンの新しい物件が小生のもとへと到着。以下長いですが引用。
Dear Dr. Matsuura,
My name is MSc ○○○ ○○○○○○○ and I am contacting you regarding the ■■■■■■ new book project under the working title “Sustainable Energy”, ■■■-■■■-■■■■-X-X.
Based on your paper “Stakeholder assessment for the introduction of sustainable energy and environmental technologies in Japan”, you are nominated to participate in the book. You are however neither limited to the paper topic nor are we asking you to republish the above paper. This paper served as a proof that you are doing a high quality research.
The book will be published by ■■■■■■, world’s largest science & technology open access publisher. All ■■■■■■ books are published both in hard copy (with ISBN number) and online, with completely FREE access to read, share and download.
The publishing fee per chapter is 470 Euro. Publishing fee covers all steps in the book production as well as one hard copy of the book which will be sent to you with express postal delivery.
ふーん、私が以前IEEEに投稿した論文もちゃんと明示してるし、やたらめったら送っているわけではなさそう。オープンアクセスというのも、PLoSのようで、ありえなくはないハナシ。
しかーし。これはジャーナルじゃなくて書籍らしい。当然査読もないんだろうね。しかも一番アヤシイのが470ユーロの請求。なんでお金とるんだ?学者が本気でedited volumeをつくろうとしているのなら、料金など取るはずがない。謝金を払うのがスジだろう。
英文書籍ということで実績づくりにはなるのかもしれませんが、いくらなんでも、これはないだろーという感じです。人事考課で、こんなのに出した投稿と、ちゃんとした査読があるジャーナルへの投稿を一緒にされてしまったら、たまったものではありません。でも、きちんと仕分けて評価できない職場もあるでしょうから、結局、英語だってだけでこういうのに出してしまう人が出てきてしまうのだろうなぁ・・・と思う次第です。怖い怖い。
2010年3月24日
筑摩書房さんから、4月6日に「実践!交渉学」という新書を出していただきます。
内容は、交渉学の基礎から、マルチステークホルダー交渉の論点、社会的合意形成としての交渉の論点、科学技術の発展にともなう合意形成の論点など、幅広く扱うことにしました。しかし新書ですので、できるだけ平易に書いたつもりです。
「交渉」に関連する書籍は、概して小手先のテクニックばかりのノウハウ本だったり、逆に法律・契約事務といった特定の領域の専門書だったりと、何かが欠けているような気がしてきたので、そこを埋めるための「交渉学」の本として書きおろしてみました。交渉学をすでに知っている人にとっても、本書の後半で、合意形成という観点で何か新しい知見があるように書き下ろしたつもりです。もちろん、交渉学について何も知らない人でも、交渉を客観的に理解するためのツールをご理解いただけるように詳しく説明してあります。いろいろな読者の方々に、小手先のテクニックではない、交渉学と合意形成論について興味を持っていただければなと思っています。
書店で見かけたらぜひ!ご購入よろしくおねがいします。amazonでも予約受付中だそうです。