2011年5月31日
MITから感謝状が来た
お世話になったMITのDUSP(都市計画学科)に数年に一度はgive back、すなわち寄附するようにしています。100~200ドル程度の少額ですが、RA/TAなどのフェローシップでメシ食わせてもらったことの恩返しと、学科のパーティなどでのケータリング代の足しにでもしていただければな・・・という気持ちで。MIT本部から毎年しつこく寄附を要求する手紙が届くので、根負けしてつい、というのもありますが。
で、そんな少額の寄附でも、きちんと感謝状は届きます。
単なるカードではなく、中を開くと・・・
学科主任の手書きのメッセージがきちんと書いてあります。今回は「日本の卒業生や仲間のことを気にかけていますし、みなさん無事であることを祈っています」とのこと。
こういう気遣いがあるからこそ、寄附をしよう、母校を支えよう、という気持ちになれます。私自身は見込み薄いでしょうが、これから機関投資家、発明家となる人たちは、卒業・修了して大きな利益をあげたときには、その利益を母校へとgive backするのでしょう。
これから日本の大学も、民間資金、寄附・基金などに頼る時代がくるのでしょうが、機械的にお金を集めたり、あるいは寄付者のPR支援など目先の利益を考えずに、卒業・修了生と「心が通った」fellowshipの構築を本気で考えていく必要があるのでしょう。
自分も大学の一員として、修了生に愛着を持ってもらえる大学院づくりへといくばくかの貢献をしていこう、と思った次第です。