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2022年9月24日

新大村駅から長崎空港に行ったほうが速いのか?


(※写真は西ではない九州新幹線です(^^;)

西九州新幹線開業ということで、佐賀県の立場というか合意形成が難しいなぁ、と思うわけです。高速道路整備なんかだと、一部の地権者が用地買収に応じない場合、その両側の区間が先行整備として整備されてしまい、地権者にとってはものすごいプレッシャーになる、というのはありますね。同様に、佐賀県の中心部だけ新幹線が走ってないないとなると、どげんかせんね、という声が急に大きくなるかもなぁ、と。前から議論にはなってますが、一部開通で現実に目に見える形になると、人間の気持ちなんて大きく変化しますからね。

で、そんなことはいいとして、新大村という駅ができたのですね。地図で見てみると、長崎空港の目と鼻と先。Googleの検索だとクルマで10分のようです。

とすれば、長崎駅で新幹線に乗って、新大村駅で降りてタクシーで空港に移動すればかなり速いのでは?と思い調べてみたら、長崎駅から新大村駅まで15分なので、乗り換えを含めて30分くらいで到着できそうです。

じゃぁいまの高速バスの所要時間はどれくらいだろう?と見てみたら、長崎駅前から乗車して45分ですね。15分短縮と言えば短縮ですが、バスは市内で何か所か停車してから空港に向かうので、市内の最後の停留所からだと、所要時間は35分。ということで、わざわざ新幹線&タクシーに乗り継ぐ理由はあまりなさそうです。飛行機に乗るまでの時間を15分セーブしてもあまり意味ないですしね。

とはいえ、長崎駅で高速バスに乗り遅れて、目の前にすぐ出発する新幹線があったら、このルートもアリなのかもしれません。

しかし新大村駅でタクシーが出払っていたら、どうしようもないですよね。一巻の終わり。

そんなこともあってか、新大村駅と空港を往復する「乗合タクシー」のサービスが始まっているようです。
https://kamome-liner.demands.noruuu.jp/

事前に予約できるので、駅に着いてから「タクシーがおらん!」とパニックになることはないでしょう。しかし、スケジュールを見てみると、上りの新幹線到着後すぐに出発するわけではないようで、結局、長崎駅からのトータルで45分くらいかかってしまうようです。やっぱしバスがよさそうですね。

あまり意味ないなぁ、なんて思ったのですが、この乗合タクシーが新大村駅を出発する時間と、新大村駅の時刻表を突き合わせてみたら、どうやら「長崎行」の新幹線の到着10分後にタクシーを出すみたいみたいなんですよね。つまり、長崎駅から長崎空港に行く人は対象ではなくて、むしろ嬉野温泉や武雄温泉から来た人が乗り換えるためのものみたいです。

武雄の観光協会によれば、武雄温泉駅からだと、福岡空港は1時間22分、佐賀空港は公共交通機関さえないのか車で55分のところ、長崎空港からだと新幹線経由で30~35分だそうです。武雄に行き来する人なら確実に長崎空港使いますよねコレ。ということで、西九州新幹線開通って実は、佐賀県西に住んでいる人たちが長崎空港利用にシフトする、って影響が大きいのかもなぁ、なんて思いました。


カテゴリ: Travel — Masa @ 9:23 AM

 

2022年9月17日

EVの航続可能距離の定義とは?

いま乗ってるクラリティPHEVですが、バッテリー容量が17kWと、PHEVにしてはかなり大きくて、長距離の旅行以外はEVとして運用できるんですよね。ほとんどエンジン掛かりません(それはそれでオイル下がりが心配だが)。

以前は200Vで満充電すると、いつも航続可能距離が95km強でした。メーカーの出している数値はWLTCモードで101kmなので、バッテリー調子悪いのかしら…なんか思ってましたが、最近になって満充電後の航続可能距離が100km超で表示されるようになりました。

「気温変化でバッテリーの調子が変化するのかしら?」と不思議に思ったのですが、「直近の運転の電費を記録していて、その平均をもとに航続可能距離を計算してるんじゃないか?」という仮説に至りました。

というのも以前は、首都高走行時はハイブリッドモードに強制的に入れて、エンジンを掛けて走らせていたのですが、最近は首都高でもほぼ電動で走っています(クルコンONにして、制限速度程度で走ってます)。そのせいで、最近のEV走行中の平均電費がかなり改善してるんですよね。ストップアンドゴーがない首都高で80km/hくらいでノンビリ走り続けていれば、そりゃ電費は改善しますわ。

ということで、表示される航続可能距離って、運転の仕方によって変化するんだなぁ、という気づきでした。


カテゴリ: Automobile — Masa @ 10:37 AM

 

2022年9月13日

輸入魚介類の「持続可能性認証」ってどんなもんだろうか?

イオンでムール貝の味付き冷凍が売っていたので今夜食おうと思います。

でパッケージを見たら、

ASC認証と書いてありました。

イオンはMSCを含めとても認証に積極的ですが、日本全体には不思議なほど広まりませんね。

現実的に、日本の消費者が持続可能性の認証を受けた魚介類をどの程度選好するかと考えてみると、商業的なメリットはあまりないのかもしれませんね。

しかもムール貝自体はチリ産。カーボンフットプリントを考えると、わざわざ「認証された」ものを輸入するよりも、近所で採ったほうがいいじゃないかという考えもあるでしょう(しかし漁業権で保護されてる可能性が高いので一般人は勝手に取っちゃダメだけど)。

認証を通じて乱獲を防止するのは、輸出入される品種には必要だと思いますが、そもそも輸出入することがどうなん?、という疑問も考えないといけませんね。


カテゴリ: Fish,Food,Public policy — Masa @ 5:08 PM