2025年5月14日
2025年度春学期の留学生ゼミは、今秋修了予定の2年生2名と昨秋入学の1年生2名を指導しています。

なぜか1年生は都市・環境に関心が高い留学生が多くて、自分の担当も、公共政策大学院なのにかなりガチで都市計画(土木計画)寄りのテーマ。
ひとりはパキスタン政府職員で、ラホールのウォーカビリティというかジェイン・ジェイコブズ的都市デザインの可能性を探っています。とりあえずStreet Fightとか読んでもらって最近のトレンドを学習中。
もう一人はブータン政府職員で、交通安全がテーマ。日本と真逆で、モータリゼーションがゆえに交通事故がけっこう増えているそうで、その対策について研究中。ちっちゃい国なので、そもそも交通事故の統計分析が政府内でもぜんぜん行われておらず、事故の記録からあたって、事故原因の傾向をまずは調査中。ここでは書けませんが、交通事故の最大の原因は日本人からすると、とんでもない理由でした。
まぁそんなこんなでアジア諸国のおもしろい現場をのぞき見させてもらっています。
2025年5月13日
さすがに米国内でも生産活動に悪影響が目立ち始めたのでしょうか、お互いに「抜いた刀を鞘に戻す」合意となりましたね。

中華人民共和国(中国)側は報復関税で売られた喧嘩を買ったわけですが、十二分な規模の国内市場を抱えていて、ロシア、欧州、東南アジアへの輸出も特に心配ない中国にとっては当然の戦略というか、対応だったと言えるでしょう。だって別に米国と取引できなくてもどうにかなるんですもの。
逆に米国は中国から部品等の輸入ができなくなって一部の製造業はパニックになったわけです。もちろん現政権はその脆弱性を解消するために国内での原材料生産を強要しようとしているわけですが、国内生産の基盤ができていない現時点で喧嘩を売っても、そりゃ、相手に足下を見られますわな。
交渉分析では、交渉決裂というか、縁を切った場合に自分に・相手に何ができるか(BATNAという)を想定・分析することが必須となっていて、その視点からすれば、今回は米国側のBATNAのほうが脆弱だったと言えるかもしれません。またそれぞれのBATNAの強弱を考えれば、いつかは米国側が譲歩して合意に至る道筋は見えていたのかもしれません(※ただし冷静さを失って感情的に「間違った」意思決定へと進むことは世の中多々ある)。
そういう意味では日本は非常に脆弱な立場にあって、輸出入の問題だけでなく、安保の問題があるので、米国と縁を切るというのはなかなかオオゴトなわけです。対米輸出依存度がもっと大きい東南アジア諸国も交渉をする前から譲歩の姿勢を見せていましたね。
なのでいわゆるトランプ型の交渉戦略がこのまま続けば、最終的に、ロシアにせよ中国にせよ、自国内で諸々完結できる大国の地位が相対的に強くなって、自由貿易でこれまで成長してきた小国の地位は今後衰えていくことになるかもしれませんね。
そういう意味で、日本政府はいかに対米交渉へのBATNAを強化するのか・・・経済だけであれば手の打ちようがあるのでしょうが、安保条約や原子力協定なども絡んでくるので、本当、ややこしいですな。「戦後のツケ」が今頃になって債権回収されようとしているのかもしれません。くわばら、くわばら。
2025年5月10日
自宅の書斎で仕事をしようとしても、どうも集中できない自分。
ということで時々、浦和美園のイオンに出向いて、喫茶店で仕事します。
が、スタバなら独自の無料Wifiがあるからよいのですが、他の喫茶店だと、Wifiを提供してない店もあるわけです。
イオンの無料Wifi使えばええやん、ということになるわけですが、どうも不調なことが多いのです。
というか、接続しても、ゲートウェイの認証のためのブラウザが自動で立ち上がらず(認証のページに転送されず)、つながらない。ということで以前はあきらめてテザリングしてたのですが、最近、解決の方法を見つけました。
本体の設定でWifiの設定を見て、ゲートウェイのIPアドレスを見つけます。

で、このIPアドレスをブラウザに叩き込めば、認証ページが開いて、適宜、OKのような選択をしていけば、つながります。
ルーター側の設定の問題かなという気がしますが、当面はこれで解決。