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2023年1月17日

「名物」ってなんなん?

さっきこのプレスリリースをたまたま見かけて、ふとした疑問が。

すかいらーくグループ新業態「八郎そば」を埼玉県白岡市に開業

で、メニューのなかに「八郎名物 肉めし」って書いてあるんですよ。

この「八郎そば」は1号店だそうで、過去にこの「肉めし」は販売されたことはないでしょうし、誰も食べたこともないわけですよ。

それなのに「八郎名物」って書いてあるのはどういうことなんでしょうかね?

というかこういう「〇〇名物」を自称するメニュー、最近増えてますよね。

名物というのは本来、多数の消費者がある店舗と特定の商品を連想するようになってはじめて、その商品を「名物」と呼べるのかと思います。それなのに、まだ販売さえしてない商品を自ら「名物」と呼称するのは、はっきりいって堂々と嘘をついているのに等しいようにも思います。だって、販売してない商品が名物であることは論理的に不可能なわけですから、虚構をさも現実かのように装っているわけです。消費者庁とかのガイドラインとかないんでしょうかね(ないんでしょうね)。

まぁ自分はどうせこの店に行くことはない(白岡まで行く用事が思いつかない)でしょうからツッコんでもしょうがないんですが、なんか「名物」が鼻につくのでツッコんでみました。

 


カテゴリ: Food,Public policy — Masa @ 2:01 PM

 

2023年1月7日

常に「試す」姿勢がダイジ:「オフィスでマスクしなくてOK」3カ月続けたGMO

「オフィスでマスクしなくてOK」3カ月続けたGMO 社員の反応は?

最近寒いので、屋外でマスクしなくてもいいと言われても、むしろマスクしてるほうが暖かくてよい、って感じですよね。

自分は職業柄、在宅勤務や研究室で個人で過ごす(=マスクを外してる)時間が長いので、作業中にマスクが気になるということはまずないのですが、大部屋のようなオフィスだと、マスク外せないから嫌になってくるかもなぁ、なんて思うところ。

ということで、会話しないならマスクを外していいよという事業所が出てきたようです。この会社の仕組みの秀逸なところは、経営者が上から外していいよと言いつつ、社員はつけたままでも外してもいい(ただし会議とか応接とか会話の場面ではつけるの強制)というところ。これなら社員間のトラブルも少なそうですね。

しかもアンケートをとって効果を確認しているあたり、総務課というか人事課というか、そういうセクションの人であっても科学的な思考をできてるんだろうなと好感が持てます。

またこういう新しい取り組みを、単なる社長の思いつきではなく、計画的に実験するというのがダイジですよね。コロナ絡みだと何かと原理主義(絶対マスク派vs欧米では〜派)に陥りがちのところ、「やってみた」という感じで柔軟な実験としていろいろ試せるというのは、実は難しいことだったりもします。

コロナもまだ怖い存在とはいえ、いろいろな会社がこういう実験を柔軟な思考でいろいろと「やってみる」ことが、未来につながるんでしょうね。

 


カテゴリ: Public policy,Transition — Masa @ 7:26 AM

 

2022年9月13日

輸入魚介類の「持続可能性認証」ってどんなもんだろうか?

イオンでムール貝の味付き冷凍が売っていたので今夜食おうと思います。

でパッケージを見たら、

ASC認証と書いてありました。

イオンはMSCを含めとても認証に積極的ですが、日本全体には不思議なほど広まりませんね。

現実的に、日本の消費者が持続可能性の認証を受けた魚介類をどの程度選好するかと考えてみると、商業的なメリットはあまりないのかもしれませんね。

しかもムール貝自体はチリ産。カーボンフットプリントを考えると、わざわざ「認証された」ものを輸入するよりも、近所で採ったほうがいいじゃないかという考えもあるでしょう(しかし漁業権で保護されてる可能性が高いので一般人は勝手に取っちゃダメだけど)。

認証を通じて乱獲を防止するのは、輸出入される品種には必要だと思いますが、そもそも輸出入することがどうなん?、という疑問も考えないといけませんね。


カテゴリ: Fish,Food,Public policy — Masa @ 5:08 PM