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2016年9月9日

海釣り公園のガバナンス

南関東で海釣りをしたことがある人なら一度はお世話になったことがあるでしょう海釣り公園。最近では、安全管理の要求水準が高まったせいか、イナカのほうでも防波堤が立ち入り禁止になり、逆に一部を海釣り公園として管理しながら開放しているようです。

これがなかなか、興味深い研究対象で、第一に、そもそも、海釣り公園がどのように整備されてきたのか?という疑問です。調整や合意形成、あるいは都市政策という観点でいろいろ考えるべきことがありそうです。本牧のように、高度経済成長期に公園として設計されて、綺麗に整備されたところもあれば、最近オープンした直江津や柏崎の防波堤のように、堤防をほぼそのまま釣り場に転用しているところもあります。前者については、港湾区域で公園利用することについて、多目的利用(=目的外利用)に向けた合意形成過程はさぞ大変だったことでしょう。後者については、PSC(犯罪等への対策)や安全管理の規制ががんじがらめのなかで、どうやって一般人の立ち入りについて当局の許可を得ていったのか・・・相当のご苦労があったことでしょう。

第二に、海釣り公園のマネジメントも大変なことかと思います。というのも、公園内では、飲酒禁止とか、投げ釣り禁止とか、竿の本数2本までとか、いろんなルールが定められているんですね。こういうルールをどうやって決めるのか、そしてそのルールをいかに守らせるのか、いろいろ大変なんじゃないかと思うわけです。ルールを守る釣り人が大半だと思いますが、守らない人がいたときにどうするのか?ルールを無視するのはたいがい、面倒な人でしょうから、そういう人たちに係員の方々はいかに対峙しているのか?興味は尽きないところです。あと、釣り人どうしのトラブルも考えられますね。幸い、自分はこれまで巻き込まれたことはありませんが、釣糸が絡まったり、泥棒されたり、いろんなトラブル要因は考えられます。さらに、釣り場は港湾施設なので、市役所の所有・管理下にあることが通常ですが、いまはどこでも指定管理者に委託して運営されています。で、その選定(入札)はどうなっているのかなぁ、という疑問もあります。

まぁそんなこんなで、海洋管理のガバナンスの研究の一環として、海釣り公園のガバナンスについても調査してみているところです。


カテゴリ: Fish,未分類 — Masa-mobile @ 5:54 PM

 

2016年6月6日

Let’s サーディン・フィッシング

東京湾で釣りと言えば、多くの人が思い出すのは、アジ、ハゼ、キスの3大巨頭なわけですが、じゃぁ実際どんだけ釣れるの、というと、実はそんなに釣れない気がするんですよね。船に乗るとまぁ狙ったものが釣れるんでしょうが、陸っぱりからでは、上記の3種以外の魚が釣れることも多いし、それを狙ってる人も多いわけです。メジナとかスズキとか、マニアも多いわけです。

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で、自分はどうかといえば、やはり脂の乗ったアジが旨いので、アジ狙いでいくわけですが、なっかなか釣れないんですわ。30年以上前、自分がガキのころは、横浜木材港の堤防で小アジが簡単に釣れてた気がするのですが、いまはダメですわ。

代わりにやたらと釣れるのがカタクチイワシ。イワシといってもスーパーマーケットはおろか魚屋の店頭に出回ることはないでしょう。だって雑魚ですから。いわゆる「煮干し」のもとになってる魚です。なのでカタクチイワシ狙いで釣りをする人は稀。とはいえ、現実によく釣れるのはカタクチイワシ。

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回遊魚なのですが、小魚で頭が悪いのか、自分の足下に回ってくればすぐにサビキに食いつきます。逆に、いろいろ工夫して狙って釣るというよりは、群れが回ってくるのを待って、来たら一気にまとめて釣り上げることになります。そう考えると、パチンコのCR機みたいなもんで、フィーバーが来るのを待って、来たらその間にできるだけ回収するっつぅ釣りかもしれませんね。

自分はいつもアジ釣りに行っては、アジが釣れずにカタクチイワシが大漁ということが多いです。何も釣れないよりはよいですが、愛が欲しい、いやアジが欲しい。

でもまぁパチンコみたいなもんだと割りきれば、それなりにラクチンで楽しい釣りです。

仕掛けは、フツーのサビキ仕掛けです。僕は昔ながらの網のコマセ籠をサビキの上につけて使います。サビキの色は赤と白がありますが、僕は白の方が釣れる気がします。針サイズはイワシなら4号くらいが無難かと。でも口がデカイので大きな針でも釣れちゃいます。オモリは15号くらいが流されにくいので、僕は好きです。

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リールのベールを起こして、糸を手で軽くおさえながらゆっくりと仕掛けを落としていくと、糸が出ていかなくなります。これが仕掛け下のオモリが海底に着いた状態です。ベールを戻して、リールを軽く巻いて、糸がピンと張った状態(リールを巻く重さが重くなる瞬間)から、数回巻いて、竿先を上下に大きく2~3回振ります。こうすると、コマセからオキアミが出てきて、魚が寄ってきて、さらにサビキの針も勘違いして食いつくわけです。着底から何回リールを巻くか、が腕のみせどころで、水温や潮流などで、魚の泳層は変化します。イワシは表層にいる(リールを多目に巻く)といわれますが、低層で釣れることもあるので、はっきりいって、いろいろ試すしかないと思います。あるいは隣の人が釣れてるなら、どんな釣り方をしてるのかコッソリ眺めて、真似するというのもひとつの手。

オモリはたぶんもっと軽い方(7号くらい)がアタリがわかりやすいのでしょうが、カタクチイワシはけっこう、暴れるので、15号でもビンビン振動が手もとに来ます。というかアタリの振動が来ても、合わせて慌ててリールを巻くのではなく、敢えて数十秒、放置してから落ち着いてリールを巻くのが正解。その間にサビキ仕掛けのすべての針にイワシを喰わせようという企みです。

群れが大きければ、サビキの6本針すべてにカタクチイワシが鈴なりでついてきます。これは何歳になっても素直に嬉しい。で、取り込みの注意ですが、横浜や市原のいわゆる「海釣り公園」の桟橋は、足元が金網になっていますので、釣れたイワシが針から外れて金網の隙間からポロポロと墜落していくこともある。ということで、自分は必ずブルーシートを持参して、四隅を紐で金網に結んでおきます。こうすれば、ブルーシート上で針からはずせば、墜落リスクがないので、落ち着いて安心して針はずしができます(ただしサビキの針がブルーシートに掛かってしまうことも多いので注意)。

釣れたイワシは海水を張ったバケツにでも入れておけばよいですが、1時間もしたら死ぬので、自分は氷と海水を入れたクーラーで絞めます。釣り場によっては現地でエラとハラワタを取って生干しをつくる人もいますね。回遊してくれば、調子悪くても20匹は釣れるでしょう。調子よければ100匹超えもよくあること。

さて、このカタクチイワシ、調理が何げに難しいです。以前はカルシウム強化になるだろうと、エラとワタとウロコだけ取って、頭もつけたままテキトーに揚げていたのですが、子供たちにはあまり評判よろしくありません。確かにほろ苦い。ということで先日、頭を除去して、「手開き」で中骨まで除去してから調理してみたのですが、これは旨い。いわゆる「サーディン」や「アンチョビ」なので、にんにく油でアヒージョ風にしてみたり、酢漬けにして翌日食べてみたり、刺身に挑戦したり・・・可能性は無限大かも。個人的には、酢漬けがヤミツキになりました。手開きは説明を読むと難しそうですが、実際やってみると、かなり簡単です。というか1匹くらい失敗しても気にしない。なにせ100匹くらい釣れるわけですから。

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これから秋まで、しばらくの間、東京湾でカタクチイワシが釣れるでしょうから、気軽なエンターテイメント&食糧調達法として、サーディン・フィッシングを試されてはいかがでしょうか。


カテゴリ: Fish — Masa @ 7:16 PM

 

2016年5月3日

小物釣りの愉しみ

僕だってアジとかサバとか、夕メシのおかずになりそうな魚を釣りたいわけですが、埼玉県東部に住んでいると、たまにしかそんな釣行はできません。普段は、川や池や管理釣り場(釣堀)でチマチマとした釣りに終始しております。管理釣り場でルアーやフライでニジマスなどの鱒を釣っていたら持ち帰って食用にもなりますが、入漁料がけっこうな金額になりますし、さらにルアーは得意ではないので、あまり積極的には行く気にはなれません(冬の間はしらこばと水上公園で遊ぶこともありますが)。

ということで、春~秋は近所の池(さぎ山記念公園、川口自然公園、福祉村の駐車場裏の用水路など)で小物釣りに興じております。

小物釣りの代表格はタナゴでしょうね。なかなか釣れません。口がとても小さいので針に掛かりにくいですし、護岸整備や外来種の影響もあってか数も少ないですし、他の小魚に比べて食欲があまりないような印象もあります。そんなこともあってか、タナゴ釣りが、独特の趣味の世界を形成しています。高級な専用竿は超コンパクトな延べ竿で、収納すると筆くらいのサイズになります。どうやら、仕事をサボってコッソリとタナゴ釣りに行けるよう、竿や仕掛けを超コンパクトにしたオッサンたちの歴史があるようで、タナゴ釣りマニアは、竿をコンパクトに収納すること自体に風流さを見出しているようです。まぁそんな感じで、カネを注ぎ込もうと思えば天井知らずの趣味の世界が広がっています。とはいえ私は、そんなカネもないし、そこまでハマっているわけではないので、他の小物と同じように釣っています。だからなかなか釣れないのでしょうが。

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タナゴの雌。産卵管が腹から出てくる。

自分が普段狙うのはクチボソ(モツゴ)です。小鮒よりひとまわり小さく、5cm~10cmくらいのサイズが一般的です。タナゴにくらべれば数も多く、アタリを取るのは難しいのですがタナゴよりは容易で、食欲も旺盛なので、小魚釣りのなかではいちばん簡単な釣りだと思います。エサを口でつまんだら一気に引っ張る習性があるようで、ウキがすごい勢いで沈むのがゲーム性高くておもしろいです。でも、ウキが沈んだからといってすぐにアワせても針にかかることは稀で、何回かポンポンと沈み込んだあとで、ダーっと一気に引きずり込むような引きがあったところで迅速かつソフトにアワせる必要があります。これって慣れるまではけっこう、難しいんです。慣れると、ウキの沈み方を通じてクチボソとゲームを戦っているみたいで、なかなか愉しいものです。

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クチボソ。雄のほうがサイズが大きく、口の周りに「追星」というブツブツが出る。

ほかにも、モロコという魚もけっこう、釣れます。モロコは底にいることが多く、冬につれることが多いと思います。

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モロコ。この写真だとイワシみたいだけどサイズはかなり小さい。

仕掛けですが、僕の場合はタナゴもクチボソも同じで、某ホームセンターで500円でかった「金魚竿(1m弱)」に、0.4mmの道糸(タナゴ釣り用のものが必要)、ウキ止めにお気に入りのタナゴ浮きを刺して、自動ハリス止め(サルカンでも可)の先に、5cm程度のハリスを残してタナゴ針をつけています。これで十分、(大きめのサイズならば)タナゴも釣れます。針の選択が難しくて、自分は(後述するように)アカムシをエサに使うことも多いので、流線という大き目の針を使っています。ただし小型のタナゴも含めて狙うのであれば、ちょっとお高い「極」という針を使うのがよいようです。

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体長2cmくらいの超小型タナゴ。針を「極」にしたら釣れました。

仕掛けで重要なのが、ウキと錘のバランスです。板オモリの鉛を小さく切って、ハリス止めの上に巻いてつけるのですが、これが小さくて巻きつけるのがほんと、難しい。また、ウキの浮力と仕掛けの重さがちょうど拮抗する程度、つまりウキがギリギリ水面に浮いてくるように錘の量を調整しなければなりません。錘が少なければ、ウキの浮力が強すぎて、小魚がビックリしてすぐにエサから口を離してしまいます。錘が多ければ当然、ウキが水中に沈んでしまって、釣りになりません。すこし多めに板オモリを巻きつけて、ちょうどウキが浮きはじめるところまで、少しずつ試行錯誤で除去していくのがよいのではないかと思います。この作業をスキップすると、なかなかアタリが来なかったり、合わせることが困難だったりすることになるので、新しい仕掛けをつかうときは面倒でも時間をかけてチェックすべきです。

エサですが、グルテン1というマルキューのエサがタナゴ釣りにはよいようです。エサは超少量でよいので、1回の釣りでスプーン1杯分程度のエサをつくれば十分です。1袋まるまる使ってしまうと、ほとんど全部捨てて帰ることになるでしょう。このエサを針の先端にごく少量、ひっかけるようにしてつけます。フナ釣りのように手で丸める必要はない、というか丸めてはいけないようです。これでクチボソも釣れます。とはいえ・・・僕自身はグルテン1はどうも相性が悪いというか、アタリをうまくとれずに逃してしまうことがおおいです。

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タナゴの雄(繁殖期)。正確にはタイリクバラタナゴという外来種で派手な婚姻色。

ということで基本はアカムシを使っています。アカムシは子供の遊びの釣りエサのように見られてバカにされがちですが、グルテン1に比べればぜんぜん、魚が食いついてきます。また練り餌はすぐにエサを取られちゃいますが、アカムシはアタリを取れなくてもまだ針にエサが残っているので、何度でも繰り返しアタックできます。また釣った魚を針からはずしてもアカムシは針に残っていることが多く、調子のよいときは1匹のアカムシで数匹の小魚が釣れます。針につける方法でいちばん簡単なのは、アカムシの頭(黒い部分)の先端を針にひっかける「ちょんがけ」です。これでも十分釣れますが、エサをちょっとくわえて逃走するクチボソの習性のため、ウキが引いたとしても、針まで食ってないことがほとんどで、いくらやってもアタリを取ることができません。タナゴに至っては小さなおちょぼ口で、チュパチュパとアカムシの中身だけを吸いだしてしまうようです。なので、できれば、アカムシを針に通してあげることが理想です。ここで流線の針が面目躍如で、頭のすこし下から刺して尾まで針を通して、尾から針先を出すことができます。こうすると、お魚がパクっとアカムシをくわえた時点で、針先が魚の上あごにひっかかる可能性が高くなります。

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時期が合えば、アカムシでもこんな具合にタナゴが釣れます。

おもしろいのが、時期・時間や場所によっては、アカムシを全然食ってくれないこともあります。そういうときにグルテンに替えてみると、急にアタリが来ることも多いです。両方を使い分けるのが一番よいのでしょう。あと、釣り場ってものすごいダイジで、同じ池でも、すぐに釣れる場所と、ぜんぜん釣れない場所があります。自分にあった釣り座を見つけるのも、釣りの醍醐味でしょうね(釣れる場所は空いてないことも多いですが・・・)。

まぁここまで書いてきましたが、釣りなんてルールはありません。場所によって魚の挙動は違いますし、水温や天候によっても全く変わります。自分でいろいろ試行錯誤して、自分の釣りにイノベーションを起こすことが釣りの醍醐味ともいえるのではないでしょうか。

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調子がよいと1時間でこんなに釣れることもあります。

 


カテゴリ: Fish — Masa @ 4:05 PM